ユベントス、コロ・ムアニの完全移籍を模索か ── PSGと新たな合意を目指す
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ランダル・コロ・ムアニの活躍を受け、ユベントスは今季限りのレンタル契約にとどまらず、来季以降もトリノに引き留める計画を進めているようだ。
ビアンコネリは、アルカディウシュ・ミリクの負傷続きとドゥシャン・ヴラホヴィッチの不安定なパフォーマンスにより、新たなストライカーを必要としていた。そこで白羽の矢が立ったのが、ルイス・エンリケの構想外となり、パリ・サンジェルマンで出場機会を失っていたフランス代表FWだった。
PSGは26歳のコロ・ムアニをシーズン終了までのドライローンでユベントスに放出。しかし、買取オプションは設定されておらず、現時点では夏に契約満了となる。それでも、ユベントスは彼を長期的に確保するための解決策を模索している。すでにナポリ戦でデビューゴールを決め、エンポリ戦では3分間で2得点を挙げて逆転勝利に貢献するなど、その価値を証明し始めているからだ。
来夏に新たなローン移籍を画策
TuttoJuveの記者マッシモ・パヴァンによると、ユベントスは来夏にPSGと新たな合意を目指して動く構え。今回のレンタルとは異なり、「買取オプション付き」の再レンタルを狙っているという。しかし、PSG側は「買取義務付き」の契約を求める可能性が高い。
PSGは2023年夏、コロ・ムアニをアイントラハト・フランクフルトから9500万ユーロで獲得。しかし、加入から18カ月が経過しても期待された活躍を見せることはできず、キリアン・エンバペ退団後もレギュラーの座を確保するには至らなかった。エンリケが偽9番のシステムを優先したことも影響している。
ユベントスにとって、コロ・ムアニの完全移籍は理想的なシナリオとなるが、交渉は容易ではない。来夏に向け、両クラブの動きが注目される。