カペッロがモッタのユベントスに苦言「すぐに革命を試みた。まずは手元の戦力を評価すべきだった」
編集長ミツひと言
編集長、セリエBに降格した時に、いの一番にチームを離れたアゴケツのことはまだ受け入れる事ができませんが、今回の件については激しく同意。
確かにモッちゃんの色を出すのはいいのですが、それをあまりにも急にやり過ぎたし、それこそ新戦力がマシマシの中、既存メンバーとごっちゃにした上で「はい、みんなで新しいことをやりましょう」はさすがに無理があったのではないかと。例えば、昨シーズンまでのメンバーを一旦はベースにして、そこに新メンバーを加えて少しずつモッちゃん色に染めていっても良かったかもしれません。この辺は、アッレグリ・ヒロシが上手かったと覚えています。
そしてキンタについて、これはちょっと難しい部分があり、例えばアーセナルのようなテクニカルな選手が集まるチームであれば、他の10人でボールを運んで「あとはキンタさん、よろちくび」ていいかもしれませんが、いまのユベントスはそうも行かず。どうしても11人全員が足並みを揃えてボールを運ばなくてはならない以上、キンタにもその役割を与えられるのは仕方ないと思います。ここに関しては、キンタがモッちゃんのサッカーに合わせる必要があるし、ぶっちゃけですが逆にキンタに合わせてチームのサッカーを決めるほど、キンタがそこまでスーパーな存在ではないとも認識しています。
とはいっても後の祭り、祭りと言えば北島三郎なので、あとはここからモッチャリズモを浸透させて、巻き返しを図るしか無し。ここ最近の試合を見ると、なんとなーく最終的には個の力で打開している感もありますが、それには気付かないフリをして、次のコモ戦でも勝ち点3を手にすることを期待しています。