【マッチレビュー】ユベントスがエンポリに4-1快勝、後半の猛攻で逆転勝利
Foot Italia
アリアンツ・スタジアムで行われたセリエAの一戦で、ユベントスがエンポリを4-1で下し、直近2試合の敗戦から立ち直った。前半こそ苦しんだものの、後半の猛攻で逆転し、最終的に快勝を収めた。
試合は意外な形で幕を開けた。かつてユベントスに在籍したマッティア・デ・シリオが、開始4分にヘディングでエンポリに先制点をもたらし、スタジアムを静まり返らせる。しかし、古巣への敬意を示し、ゴールセレブレーションは控えた。
ユベントスはリズムをつかめず、エンポリに追加点のチャンスを与える場面もあったが、相手はそれを生かせず。さらに、エンポリは前半のうちにティノ・アンジョリンとアルディアン・イスマイリが負傷交代を強いられ、不運が続いた。
後半に入ると、ユベントスが一気にギアを上げる。流れを変えたのは、ユベントスでの2試合目の出場となったランダル・コロ・ムアニ。61分にフィジカルの強さと冷静さを見せつけて同点弾を決めると、そのわずか3分後には、ティモシー・ウェアのシュートが自身に当たってゴールに吸い込まれ、逆転に成功した。
エンポリはユセフ・マレフが2枚目のイエローカードを受けて退場となり、万事休す。それでも攻めの姿勢を崩さなかったが、ユベントスの守備陣が踏ん張った。
試合終盤にはドゥシャン・ヴラホヴィッチが圧巻のミドルシュートを決めて3-1とし、ダメ押しはフランシスコ・コンセイソン。後半アディショナルタイムに追加点を奪い、試合を締めくくった。
この勝利で、ユベントスはナポリ、ベンフィカに連敗した嫌な流れを断ち切り、トップ4争いに弾みをつける。一方のエンポリは、好スタートを切りながらも敗戦を喫し、降格圏争いから抜け出せない状況が続く。
試合結果
ユベントス 4-1 エンポリ
得点者:デ・シリオ(4分/E)、コロ・ムアニ(61分、64分/J)、ヴラホヴィッチ(90分/J)、コンセイソン(92分/J)
スタメン
ユベントス(4-2-3-1):ディ・グレゴリオ;サヴォーナ、ガッティ、ヴェイガ、ウェア;ロカテッリ、マッケニー(84分 テュラム);ユルディス(65分 ヴラホヴィッチ)、コープマイネルス、ニコ・ゴンサレス(84分 コンセイソン);コロ・ムアニ
エンポリ(3-4-2-1):バスケス;マリアヌッチ(92分 トスト)、イスマイリ(59分 ゴグリチゼ)、デ・シリオ;ジャージ、ヘンダーソン(92分 バッチ)、アンジョリン(48分 ズルコフスキ)、カカーチェ;エスポージト(92分 コナテ)、マレフ;コロンボ