ダニーロ、ユベントス退団に無念の思い「サッカーとは関係ない理由だった」
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ダニーロが冬の移籍市場でユベントスを退団することとなり、その決定に対する失望を明かした。5年半にわたりクラブに貢献してきたブラジル人DFだが、シーズン前半にプレーしていたにもかかわらず、突如として構想外を告げられたという。
今季開幕時は戦力としてチームに残っていたダニーロだが、2024年末には状況が一変。ユベントスは彼をスーペルコッパのメンバーから外し、退団を迫った。これに先立ち、ダニーロがナポリ移籍に関心を持っていたとの報道も出ていたが、クラブの決定は本人にとって予想外のものだったようだ。
最終的にダニーロは母国復帰を決断し、フラメンゴと契約。『Tuttomercatoweb』が掲載したインタビューでは、ユベントスへの思いと退団の経緯について次のように語っている。
「ユベントスはおそらく、僕のキャリアで最も重要なクラブだった。5年半、素晴らしい時間を過ごし、ファンやチームメイト、そして街と特別な関係を築くことができた。しかし、最近の内部の変化やクラブの計画を考えると、僕はサッカーとは関係のない理由で必要とされなくなったのだと思う。それが本当に辛かった。ピッチ上での実力ではなく、別の要因で難しい状況に追い込まれた時、ここを離れるべきだと悟った。心の苦しみが限界に達し、自分が幸せにプレーできる場所を探すことにした」
ダニーロの退団は、彼のキャリアだけでなくユベントスの近年の歴史においても一つの節目となる。ピッチ内外でリーダーシップを発揮してきた存在だっただけに、彼の離脱を惜しむ声も少なくない。クラブとしては新たな方向へ進む必要があるが、今回の決定がフットボール以外の要因によるものだったと本人が語ることで、改めてその影響の大きさが浮き彫りとなった。
ユベントスでの貢献を胸に、ダニーロはフラメンゴで新たな挑戦をスタートさせる。一方のユベントスは、チームの再編を進めながら、成功への道を模索していくことになる。