ユベントス、カルルの負傷でセンターバック補強へ? セリエAから2名を候補に
※ウディネーゼのクリステンセン
(画像:GettyImages)JuveFC.com
ユベントスは再び市場に動くことを余儀なくされそうだ。ピエール・カルルが負傷により戦線離脱することとなり、クラブは新たな補強を検討している。
チャンピオンズリーグのベンフィカ戦を前に、スポーツディレクターのクリスティアーノ・ジュントリは「これ以上の補強は考えていない」と発言。すでにアルベルト・コスタ、ランダル・コロ・ムアニ、レナト・ヴェイガを獲得しており、移籍市場での動きは終了したと強調していた。
しかし、実際にはジュントリが水面下で最後の補強を画策しているのではないかとの憶測が広がっていた。そして、その疑念が現実のものとなりそうだ。カルルが水曜日の試合で負傷し、苦悶の表情を浮かべながらピッチを後にしたことで、ユベントスは追加補強を余儀なくされる可能性が高まった。
木曜日のクラブ発表によると、カルルは右太ももに軽度の損傷を負い、少なくとも数週間の離脱が見込まれる。これにより、ユベントスは守備陣の補強に動く可能性がさらに高まった。
では、ユベントスが狙うのは誰なのか?
イタリアのジャーナリスト、アルフレード・ペドゥッラによれば、ニューカッスルのロイド・ケリーやウェストハムのジャン=クレール・トディボを獲得する可能性は低いという。ケリーはレンタル移籍にかかるコストが高額で、トディボに関してもウェストハムが放出を拒んでいる。
そのため、ユベントスはセリエAからの補強にシフトする可能性が高い。
候補の1人はウディネーゼのトーマス・クリステンセン。23歳のデンマーク人DFはオーフスの下部組織出身で、2023年からウディネーゼに所属。契約は2028年6月まで有効で、Transfermarktによる市場価値は450万ユーロとされている。
もう1人の候補はエンポリのサバ・ゴグリチゼ。今シーズンのセリエAで最も注目を集める若手の1人であり、今夏トスカーナのクラブと2027年までの契約を結んだ。現在の市場価値は約800万ユーロとされるが、エンポリはそれ以上の金額を要求すると見られている。
カルルの負傷により、ユベントスはこの2人のどちらかにターゲットを絞り、早急に動くことになるのか。移籍市場の動向に注目が集まる。