序列の下がるファジョーリにセリエAの2クラブが関心!冬のマーケットで移籍なるか
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移籍市場の閉幕まで残り1週間となったが、ニコロ・ファジョーリの去就は依然として不透明なままだ。
23歳のファジョーリは今季、ティアゴ・モッタのプランで重要な役割を担うと予想されていたが、現実はその逆となった。シーズン序盤こそ好調なスタートを切り、数試合で出場機会を得たものの、その後は急激に失速。現在では、マヌエル・ロカテッリ、トゥーン・コープマイネルス、ケフレン・テュラム、ウェストン・マッケニー、さらにはドウグラス・ルイスまでもが序列で彼の前に立ちはだかる状況となっている。もっとも、これらの選手の中にもアリアンツ・スタジアムで絶対的な存在感を示した者は少ない。
それにもかかわらず、ファジョーリはユベントスのファンから愛される存在でありながら、近月はプレー機会をほとんど与えられず、状況は耐え難いものとなっているとの指摘も多い。このままではクラブと選手の決別は避けられないとの見方も強まっている。
しかし、ファジョーリは今月初めから(非公式ながら)移籍市場に出されているものの、具体的なオファーは届いておらず、問い合わせ程度にとどまっている。それでも締め切りが近づく中、この移籍劇が動きを見せる可能性はある。
最近では、オリンピック・マルセイユがファジョーリ獲得に向けて動きを強めているとされ、元ユベントスのチームメイトであるアドリアン・ラビオとの再会を目指している模様だ。しかし、取引の条件が依然として最大の障害となっている。リーグ・アンの強豪は買い取りオプション付きのローンを希望しているが、ユベントスは買い取り義務を含む形でしか応じるつもりはない。
それでも、ファジョーリを狙うのはマルセイユだけではない。イタリア人ジャーナリストのアルフレード・ペドゥッラによれば、フィオレンティーナも同選手に関心を寄せている。ただし、彼らのミッドフィルダー補強の最優先ターゲットはモンツァ所属のワレン・ボンドだという。
一方、トゥットスポルトによれば、パルマもファジョーリ獲得に興味を示しているが、こちらはドライローンでの契約を希望しているとのこと。
いずれにしても、これらの動きのいずれかが具体化するかどうか、今後数時間の進展が注目される。