解説者グアルダーラがユベントスに苦言「ナポリ戦はこれまで何度も目にした光景。試合運びを改善しなくてはならない」
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ユベントスは今夜、スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナでナポリに2-1で敗北。先制点を奪いながらも逆転を許し、ビアンコネリの課題が再び浮き彫りとなった。集中力と精神的な強さを問われる一戦で、馴染み深い弱点が露呈した形だ。
試合前から厳しい戦いになることは分かっていた。セリエAの首位を走るナポリは、ホームでの圧倒的なパフォーマンスを披露するべく意気込んでいた。しかし、ユベントスは序盤から積極的な攻撃を展開し、好機を作り出す。試合の主導権を握り、ついには先制ゴールを奪った。この時点では、強敵相手に貴重な勝利を掴む可能性も見えていた。
だが、リードを奪った後のユベントスは攻勢を続けることなく、守備的な姿勢にシフトするという今季よく見られる展開に持ち込んでしまう。これが裏目に出た。ナポリは徐々に自信を深め、試合の流れを引き寄せると、同点弾を決め、さらには逆転ゴールを挙げるまでに至った。
この敗戦に対し、解説者ジョヴァンニ・グアルダーラはユベントスの試合運びを厳しく批判した。彼は『TuttoJuve』に対し、次のようにコメントしている。
「これまで何度も見てきた光景だ。ユベントスがリードを奪うと後退し、苦しみ始める。過去のようにペナルティエリア内を守り切る力がない。前半は勇気もあり、確信を持った良い内容だった。ユルディスのシュートで得点機も作り、ナポリGKメリトが好セーブを見せたが、もっとできたはずだ。先制点を決めた時点では良い形だったが、ユベントスの試合管理は改善の余地がある。」
グアルダーラの指摘の通り、チームは好調な立ち上がりを生かしきれず、試合を締めくくる力を欠いた。シーズン無敗記録がここで途絶えたユベントスは、この敗戦を反省材料にしなければならない。不敗のプレッシャーがなくなったことで、より積極的なプレースタイルへの転換が求められるだろう。