"ユベントスの伝説"デル・ピエロ、カンビアーゾのマンチェスター・シティ移籍の噂に言及「最終的な決断を下せるのは彼自身だけ」
JuveFC.com
ユベントスのレジェンド、アレッサンドロ・デル・ピエロが、アンドレア・カンビアーゾのマンチェスター・シティ移籍の可能性について意見を述べた。
24歳のカンビアーゾは、移籍を希望しているカイル・ウォーカーの後釜として注目を集めている状況だ。ウォーカーがイタリア、特にミラン行きを検討している一方で、カンビアーゾはイングランドで新たな挑戦を迎える可能性がある。
今朝の報道では、マンチェスター・シティがカンビアーゾ獲得に向けて6500万ユーロのオファーを準備しているとされるが、ユベントス側は8000万ユーロを要求していると伝えられた。
しかし、午後のSky Sport Italiaの報道によると、ユベントスは心変わりし、よほどの魅力的なオファーがない限り、1月に主力選手を放出しない方針に転じた模様だ。このため、この移籍話は混迷を極めている。
そんな中、デル・ピエロはこの移籍劇が最終的にはカンビアーゾ自身の意思にかかっているとの見解を示した。
「これは両者にとって良い解決策になり得るだろう。彼は現在、みんなに愛されるクラブでプレーしており、ナショナルチームでも重要な存在になるまで成長した。だからこそ、マンチェスター・シティが彼に関心を持っているのは明らかだ。これは彼の価値を証明するものだ」と、ユベントスの元キャプテンはFootball Italiaのインタビューで語った。
「最終的な決断を下せるのは彼自身だけだ。『行くべきだ』とか『いや、ユベントスもチャンピオンズリーグに出ている』と意見は分かれるだろう。来シーズンを見据えると、ユベントスの状況は完璧とは言えない。トップ4争いを繰り広げているが、次の数試合で何が起こるかを見守る必要がある」。
一方で、デル・ピエロはマンチェスター・シティが直面している問題について、カンビアーゾに警鐘を鳴らしている。シティは現在、プレミアリーグの財務規則違反に関する115件の告発を抱えている。
「シティは問題を抱える裁判に直面しており、何が起きるか分からない。非常に厄介な状況だ。それが理由で、最終的にはカンビアーゾ自身が答えを出すべきだと考えている」と締めくくった。