【Football Italia】ユベントス対ミラン戦 評価&コメント「ムバングラはスピードと突破力でミランを苦しめた」
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ユベントスはトリノで行われたセリエA第19節でミランを2-0で下し、チャンピオンズリーグ出場権争いにおいて貴重な勝ち点3を手にした。この試合のMVPには、攻守で躍動したサムエル・ムバングラが選ばれている。
ムバングラは後半開始直後の49分、エリア内で放ったシュートがエメルソン・ロイヤルに当たってコースが変わり、これが決勝点となった。その5分後には、負傷したケナン・ユルディスに代わって途中出場したティモシー・ウェアがカウンターから追加点を奪取。ユベントスが試合を完全に掌握した。
試合は前半こそ互角だったものの、後半に入るとユベントスがポゼッション(60%)を支配し、攻撃面でも優位に立った。ムバングラの先制点でミランは追いかける展開を強いられ、守備の隙を突かれた形だ。
また、この試合ではマンチェスター・シティが関心を寄せるアンドレア・カンビアーゾがフル出場。さらにドゥシャン・ヴラホヴィッチが怪我から復帰し、終盤にピッチへ投入された。
選手採点
ユベントス
- ディ・グレゴリオ 6
- カンビアーゾ 6.5
- ガッティ 7
- カルル 7
- マッケニー 6.5
- ロカテッリ 7
- テュラム 7.5(83分 ファジョーリ N/A)
- ユルディス 6(46分 ウェア 7.5)
- コープマイネルス 6.5(75分 ドウグラス・ルイス 6)
- ムバングラ 8
- ニコ・ゴンサレス 6.5(83分 ヴラホヴィッチ N/A)
- 監督: ティアゴ・モッタ 7
最優秀選手: サムエル・ムバングラ(8)
右サイドからのスピードと突破力で前半からミラン守備陣を苦しめ、後半には3点目となる今季のゴールを記録。2点目の起点となるボール奪取でも貢献し、交代時にはスタジアムから大きな拍手を受けた。
ミラン
- メニャン 6.5
- エメルソン・ロイヤル 5(74分 カマルダ N/A)
- トモリ 5
- ガッビア 5.5
- テオ・エルナンデス 5.5
- ベナセル 5.5(63分 ヒメネス 5)
- フォファナ 5
- ムサ 5
- レイネルス 5.5(80分 テッラッチャーノ N/A)
- レアオ 5
- エイブラハム 5(80分 ヨヴィッチ N/A)
- 監督: セルジオ・コンセイソン 5
最優秀選手: マイク・メニャン(6.5)
後半序盤にいくつかの決定機を阻止。ムバングラのシュートがエメルソンに当たってコースが変わったことで失点したものの、パフォーマンス自体は安定していた。
最低評価: エメルソン・ロイヤル(5)
ムバングラへの対応に苦しみ、守備面での不安定さが目立った。この試合では他のミラン選手も同様に精彩を欠いた。
監督評価
ユベントス: ティアゴ・モッタ(7)
アタランタ戦の好調を引き継ぎ、さらなる前進を見せた一戦。前半の危うさは課題だが、後半の戦術変更とチームの統率力で勝利を掴んだ。
ミラン: セルジオ・コンセイソン(5)
監督就任後初の敗北。前半は互角に戦ったものの、後半の対応に課題を残した。チーム全体が弱い反応を見せ、CL出場権争いで厳しい状況に立たされている。
試合後の状況
ユベントスは次節、セリエAでナポリと対戦する予定。また、チャンピオンズリーグでは1月21日にクラブ・ブルージュとの試合を控えている。