進むアタランタのブティック化 ── ユベントスが選手獲得を目指してベルガモ市内で会食
Foot Italia
ゲウィス・スタジアムでの一戦後、ユベントスがアタランタの選手獲得に本格的な動きを見せている可能性が浮上した。試合後には、ユベントスのスポーツディレクターであるクリスティアーノ・ジュントリが、アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督、スポーツディレクターのトニー・ダミーコとベルガモ市内のレストランで会食。この場が移籍交渉の場だったとの憶測が広がっている。
『コリエレ・デロ・スポルト』によれば、ユベントスは来夏の移籍市場に向けてアタランタの主力選手3名に注目している。
エデルソン:中盤のマエストロ
トップターゲットとされるのはエデルソンだ。アタランタで攻守にわたり安定したパフォーマンスを見せるブラジル人MF。契約期間は残り2年半で、現時点では延長の意向はない模様。この夏には約6000万ユーロで放出される可能性があるとされている。
ユベントスではトゥーン・コープマイネルスのパートナー候補として期待される一方で、ファジョーリやドウグラス・ルイスら既存の中盤陣の整理が必要になる。
ジョルジョ・スカルヴィーニ:守備陣の新星
2024年半ばに前十字靭帯を負傷したものの、スカルヴィーニの将来性に疑いはない。過去にインテルやパリ・サンジェルマンからの3500万ユーロのオファーを拒否されており、現在の市場価値は大幅に上昇している。2028年まで契約が残る若手DFを獲得するには、ユベントスにとって相当な投資が必要になるだろう。
マテオ・レテギ:ゴールを量産するストライカー
現在セリエAの得点王に君臨するマテオ・レテギもユベントスのレーダーに入っている。ドゥシャン・ヴラホヴィッチの後釜として有力視される存在だ。ガスペリーニ監督との軋轢が報じられている一方で、昨夏2200万ユーロで加入した際の評価額は現在3倍以上に膨れ上がっている。契約延長が進まない場合、ヴラホヴィッチに代わる主力候補として期待される。
アタランタの高級ブティック化
アタランタは近年、高額選手を生み出すクラブとして定評を得ており、アデモラ・ルックマンも4500万〜5000万ユーロの価値で複数クラブの関心を集めている。この夏の移籍市場でも大きな利益を生み出す可能性が高い。