【マッチレビュー】勝利から見放されるユベントス、アタランタ相手に先制するも終盤に追いつかれて13度目のドロー
Foot Italia
マテオ・レテギが鮮やかな復帰を果たし、貴重な同点弾でアタランタを1-1の引き分けに導いた。試合はスリリングな展開を見せ、ユベントスがピエール・カルルのゴールで先制するも、レテギのゴールでアタランタが終了間際に追いついた。
延期されていたセリエA第19節、アタランタはユベントスに勝ち点9差をつけた状態でこの一戦に臨んだ。直前のスーペルコッパ・イタリアーナ準決勝での敗退を経て、負傷離脱していたレテギが戦列復帰。一方で、オディロン・コスヌやジャンルカ・スカマッカらは引き続き欠場。ベラト・ジムシティは頭部負傷で縫合を受けながらも強行出場した。ユベントスもドゥシャン・ブラホヴィッチを含む複数選手が不在だったが、マヌエル・ロカテッリが出場停止明けでピッチに立った。
試合経過
試合序盤、両チームが積極的にチャンスを作り、アデモラ・ルックマンがユベントスGKミケーレ・ディ・グレゴリオを脅かす場面も。さらに、夏の移籍で物議を醸したトゥーン・コープマイネルスには、ベルガモの観客席からブーイングが飛んだ。
前半は緊張感漂う展開が続いたが、後半に試合が動いた。54分、ユベントスがCKのカウンターから先制。ウェストン・マッケニーのロングパスを受けたカルルがゴールネットを揺らした。しかし、アタランタはすぐに立て直し反撃を開始。
78分、途中出場のレテギが試合を振り出しに戻す。ラウル・ベラノバのクロスにダイビングヘッドで合わせ、ゴールを決めた。この劇的な同点弾でスタジアムは歓声に包まれた。
その後、両チームが勝ち越しゴールを狙うも、アタランタの守護神マルコ・カルネセッキとユベントス守備陣の堅実な対応に阻まれた。試合は1-1のまま終了。
スコア
アタランタ 1-1 ユベントス
ゴール: カルル 54分(J)、レテギ 78分(A)
スターティングメンバー
アタランタ (3-4-1-2)
カルネセッキ;ジムシティ、スカルヴィーニ(80分 ヒーン)、コラシナツ;ザッパコスタ(65分 ベラノバ)、デ・ローン、エデルソン、ルッジェーリ;パシャリッチ(55分 サマルジッチ);ルックマン(80分 ザニオーロ)、デ・ケテラエル(65分 レテギ)
ユベントス (4-2-3-1)
ディ・グレゴリオ;サヴォーナ、ガッティ、カルル、カンビアッソ;ロカテッリ(86分 ファジョーリ)、テュラム(74分 ドウグラス・ルイス);ユルディス、コープマイネルス、マッケニー;ニコ・ゴンサレス(80分 ムバングラ)