チーム内で序列を下げるファジョーリ、ユベントスは2500万ユーロ以上のオファーで放出を決断か!
Foot Italia
ユベントスは1月の移籍市場で重要な岐路に立たされている。ニコロ・ファジョーリの将来が不透明な中、アルトゥール・メロのレアル・ベティス移籍交渉も難航している状況だ。クラブは前線と守備陣の強化を最優先事項としつつ、チームの再編を進めている。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、ユースアカデミー出身でかつて将来を嘱望されたファジョーリは、ティアゴ・モッタ監督の下で序列を大きく下げているという。現在23歳のイタリア代表MFは、トゥーン・コープマイネルスやケフレン・テュラムといった新戦力にポジションを奪われ、ミッドフィールドの序列で最下位に転落。クラブが補強資金を捻出する必要性から、放出候補として浮上している。
ファジョーリには複数のクラブが関心を寄せており、ナポリが有力な移籍先として名前を挙げられている。ナポリでは、元ユベントス幹部のジョヴァンニ・マンナとの再会が期待される。また、プレミアリーグやリーグ・アンのマルセイユも状況を注視している模様だ。一方で、ファジョーリ自身はトリノ残留を望んでいるが、ユベントスはアカデミー出身で移籍金が純利益となる彼に対して、2500万ユーロ前後のオファーがあれば放出を検討する可能性が高い。
一方、アルトゥール・メロの状況は依然として未解決のままだ。今季ユベントスでの出場がないブラジル人MFは、レアル・ベティスへの移籍が噂されている。しかし、ローン契約の条件や給与負担を巡る交渉が難航。ユベントスはアルトゥールの給与を削減したい意向だが、ベティスは要求を完全には受け入れていないという。
この1月での選手の売却と補強のバランスが、シーズン後半戦のクラブの成績を左右する重要な局面となりそうだ。