【マッチレビュー】激しさ溢れるデルビー・デッラ・モーレ、若手と両監督が主役に



(画像:GettyImages)

Foot Italia

第212回目となる「デルビー・デッラ・モーレ」は、スタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノで行われ、ユベントスとトリノが激しい攻防の末、1-1で引き分けた。序盤からドラマが展開し、両監督の退場劇や若手の活躍が目を引く内容となった。

試合は開始8分、ユベントスのケナン・ユルディスが個人技で先制点を挙げた。右サイドからカットインし、低いシュートをゴール左隅に決めた。期待の若手がその実力を示した形だ。

しかしトリノも黙ってはいない。前半終了間際、カラモの突破から生まれたチャンスをニコラ・ヴラシッチが冷静にハーフボレーで決め、試合を振り出しに戻した。シュートはポストに当たってゴールに吸い込まれる見事な一撃だった。

後半に入ると、タッチラインで両監督が口論となり、トリノのパオロ・ヴァノリ監督とユベントスのティアゴ・モッタ監督が共に退席処分を受ける事態に発展。ピッチ内外で緊張感が高まる展開となった。

その後もユベントスはニコ・ゴンサレスの惜しい場面や、途中出場のティモシー・ウェアのミドルシュートなどで勝ち越しを狙ったが、決定機を仕留めることができず。トリノも最後まで善戦を見せ、両者勝ち点1を分け合う結果に終わった。

これでユベントスはリーグ戦19試合で12回目のドロー。このところ続く引き分け傾向を断ち切ることができず、チームの課題が改めて浮き彫りとなった。一方でトリノはユベントス相手に互角の戦いを見せ、自信を深める一戦となった。

セリエAのシーズンが進む中、両チームがこの結果をどう次節につなげるのか注目される。

 

 

得点者

ユルディス(ユベントス)8分

ヴラシッチ(トリノ)45分

 

 

スタメン

トリノ(4-2-3-1)

ミリンコビッチ=サヴィッチ;ヴォイヴォダ、マリパン、ココ、ソサ(90+1分 ワルキエヴィチ);リッチ、リネッティ(72分 タメゼ);ラザロ(90+1分 エンジエ)、ヴラシッチ、カラモ(62分 ペデルセン);アダムス(90+1分 サナブリア)

ユベントス(4-2-3-1)

ディ・グレゴリオ;サヴォナ(71分 カンビアーゾ)、カルル、ガッティ、マッケニー;ドウグラス・ルイス、テュラム;ユルディス、コープマイネルス、ムバングラ(77分 ウェア);ニコ・ゴンサレス

(引用元:Foot Italia)

 

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