【試合後会見】ティアゴ・モッタ、トリノとの引き分けに苦言と前向きな評価
Foot Italia
ユベントスのティアゴ・モッタ監督は、ダービー・デッラ・モーレでの1-1の引き分け後、複雑な心境を明かした。チームはユルディスの先制点で試合を優位に進めたものの、前半終了間際にヴラシッチの同点弾を許し、今季12度目のドローとなった。
「非常に良いスタートを切った」と試合後のインタビューで語ったモッタ監督。「先制した後、チーム全体がやや深く守りすぎた。相手がボックス内にボールを送り込むことで、危険な状況を作り出された。後半は再び良い形で試合に戻れたが、課題が残った。」
攻撃の精度と積極性に改善を要求
モッタは特に攻撃面での精度と積極性に改善の余地があると指摘。「攻撃の積極性において、まだ向上の余地がある。ゴール前の場面でフィニッシュを決め切れず、試合をものにできなかった。この点についてはロッカールームでも話し合った。守備を固めるのは大事だが、もっと前進してフィールドを支配する必要がある。」
12度目の引き分けという現状にも触れ、「確かに引き分けが多すぎる。ただ、選手たちは非常に大きなフィジカル負担を抱えている。しっかり回復させ、次のアタランタ戦に集中する必要がある」と語った。
ドウグラス・ルイスへの評価とカンビアーゾへの感謝
その一方で、ポジティブな要素としてドウグラス・ルイスのプレーを評価し、カンビアーゾの献身的な姿勢に感謝の意を示した。「ドウグラス・ルイスにはとても満足している。チーム全体の状態を上げるためにも、彼のように調子が良い選手が必要だ。そして今、カンビアーゾには本当に感謝している。彼はチームのために消炎剤(炎症を抑える薬)を服用してでもプレーしてくれている。」
課題の多いシーズンを送るユベントスだが、モッタは次節アタランタ戦に向け、チームを立て直す意志を強調した。