トリノ戦に向かうモッタ監督「ダービーは特別なゲーム。私たちにとっても、ファンにとっても、クラブにとっても特別な意味を持つ」
Foot Italia
ユベントスのティアゴ・モッタ監督が、トリノとのダービーを前に記者会見を行い、チーム状況やリーダーシップ、クラブに課せられた勝利のプレッシャーについて語った。
モッタはまず、ダービーの重要性を強調。「常に難しい試合になる。第1戦でもそうだったように、特別なゲームだ。私たちにとっても、ファンにとっても、クラブにとっても特別な意味を持つ。早くピッチに立ちたいし、勝利を目指している」と意気込みを見せた。
パフォーマンスへの批判に反論
最近のパフォーマンスに対する批判については、「さまざまな意見があるのは理解している。この26試合で我々は若いチームで2敗しかしていない。良いパフォーマンスも多かったが、引き分けが少し多かったのも事実だ。怪我人も出たが、それを言い訳にはしない。選手たちは懸命に取り組んでおり、常に勝利を目指している」とチームを擁護した。
主将不在に関するコメント
ロカテッリ不在が決定的となったキャプテン問題については明言を避けた。「ロカテッリがいない中でどうなるか? 明日見てほしい。全体的に言えば、マヌエルが不在の状況でどうするか、試合を見て判断してほしい」と語った。
一貫性の重要性と新戦力ドウグラス・ルイスへの期待
また、チームの課題として一貫性を挙げ、「勝利を継続させるために一貫性を見つけることが必要だ。そのために選手も我々も日々努力している」と語った。
新加入のドウグラス・ルイスについては、「彼は非常に高いレベルの選手だ。我々が使う3つのポジション全てでプレーできる。得点力、ラストパス、創造性を持ち、ビルドアップもできる。守備面ではまだ改善の余地があるが、それは全員に言えることだ」と称賛した。
チームのリーダーシップと守備の改善
リーダーシップに関しては、「ロッカールームでリーダーになるためには、監督からの評価ではなく、チームメイト同士の認識が重要だ。現在、多くのリーダーが存在し、新たなリーダーが台頭する余地もある。仲間からの評価こそが鍵だ」と述べた。
守備の問題については、「失点は我々のミスや相手のクオリティによるもの。最終的な目標を達成するためには、ミスを最小限に抑え、より多くのチャンスを作り、より効率的に決めることが必要だ」と分析した。
勝利への執念と欠場者リスト
「ユベントスでは勝利が絶対条件」とのプレッシャーについて問われると、「勝つことが必要だというのは重々承知している。以前から言っている通り、この職業を選んだ理由は勝利するため。これまでそうしてきたし、これからもそうだ。最も重要なのは勝つことだ」と語り、クラブの目標に対する確固たる姿勢を示した。
トリノ戦には複数の主力選手が欠場することも明らかに。「ブレーメル、カバル、ミリク、ヴラホヴィッチ、コンセイソン、そしてロカテッリは出場しない」と述べた。
トリノファンへのユーモラスな一言
最後に、チームのキャラクターについて問われた際、モッタはユーモアを交えて返答。「これはトリノファンからの質問だろうね(笑)。我々はどんな状況にも対応する準備ができている。でも、君が熱心なトリノファンだってことはよく分かったよ」と笑いを誘った。