ユベントスMFファジョーリ、放出候補の最有力に浮上 ── ウェストハムが獲得レースをリード
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ユベントスのMFニコロ・ファジョーリが、冬の移籍市場で放出される最有力候補となっている。イタリアの複数の報道によると、ウェストハムがこの23歳の獲得に最も近い位置にいるという。
ファジョーリはユベントスの下部組織出身で、全カテゴリーを経て2022年にトップチームデビューを果たした。同年にはクレモネーゼでの印象的なレンタル期間を経てクラブに復帰している。昨季は違法賭博に関与したことで8カ月間の出場停止処分を受けたものの、クラブは彼を引き続き信頼し、新契約を提示して絆を強化する動きを見せていた。
しかし、状況は一変した。新監督のティアゴ・モッタの下で、ファジョーリは序列を大きく下げ、ここ数週間はベンチを温める時間が増えている。現状ではトゥーン・コープマイネルス、マヌエル・ロカテッリ、ケフレン・テュラム、ウェストン・マッケニー、ドウグラス・ルイスといった選手たちに次ぐポジションに追いやられている。
このような状況から、1月の移籍市場で攻撃陣や守備陣の補強が必要なユベントスにとって、ファジョーリは資金捻出のための「犠牲」となる可能性が高いとトゥットスポルトは指摘している。
報道によれば、ウェストハムは完全移籍での獲得に前向きで、移籍金として2000万~2500万ユーロを準備している模様だ。一方で、オリンピック・マルセイユも関心を示しているが、こちらは初期段階でのレンタル移籍を希望しており、ユベントスの即時売却の意向とは一致していないようだ。
ウェストハムを率いるジュレン・ロペテギ監督が今後どのように動くか注目されるが、同クラブが具体的なアクションを起こす場合、ファジョーリの東ロンドン行きが現実味を帯びる可能性は高い。