ユベントス、マッケニーとの長期契約を準備か――給与アップも含む条件で交渉進行中
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ユベントスはウェストン・マッケニーとの契約を延長し、給与アップを含む長期契約を結ぶ準備を進めている模様だ。
アメリカ代表のスターは、2020年夏に当時のスポーツディレクターだったファビオ・パラティチの目に留まり、シャルケから引き抜かれる形でトリノに加入した。しかし、その後のユベントスでのキャリアは順風満帆とは言えず、リーズ・ユナイテッドへのローン移籍や、プレシーズンでの構想外扱いと復帰を繰り返すなど、波乱に満ちたものとなっている。
昨夏、クラブはマッケニーを放出することでフリー移籍を避けようとしていたが、最終的に取引は成立せず、短期的な解決策として1年契約の延長(2026年6月まで)に合意。その後、チームへの復帰が実現した。
復帰以降、26歳のマッケニーはティアゴ・モッタのローテーションにおいて重要な役割を担うようになり、本来の中央MFだけでなく、攻撃的MF、ウィング、センターフォワード、右サイドバック、さらには左サイドバックとしても起用されるなど、ユーティリティ性を発揮している。この多様性と貢献度が評価され、クラブは彼との長期契約に向けた準備を進めているという。
『スポルト・メディアセット』によれば、両者は契約期間を2029年6月まで延長する方向で交渉を進めており、これには選手の価値向上を反映した給与アップも含まれる見通しだ。
現在、マッケニーの年俸は約250万ユーロ(税引後)とされており、「成長令」による税制優遇措置により、クラブ側は50%の税負担を軽減している。この仕組みにより、クラブが負担する総額は約370万ユーロに抑えられている。
今シーズン、マッケニーは公式戦17試合に出場し、4ゴール2アシストを記録している。ユベントスのプランにおいて重要性を増す彼が、長期的な契約延長を結ぶことで、さらなる活躍が期待される。