フィオレンティーナ戦に向けたモッタ監督前日会見「フリーキッカーについては…」
JuventusNews24
モンツァ戦での勝利で勢いを取り戻したユベントスは、次節ホームでのフィオレンティーナ戦でも勝ち点3を狙う。現在、ユベントスと同じ31ポイントで並ぶパッラディーノ率いるフィオレンティーナは、チャンピオンズリーグ圏内争いのライバルだ。試合前日の12月28日、ティアゴ・モッタ監督が会見で試合への意気込みや選手の状況について語った。
重要な一戦への意気込み
「明日の試合は重要だ。相手は最近の2試合で結果を出せていないが、それ以前には連勝を重ねていたチーム。選手たちはコンディションが良く、一部の選手も復帰している。正しいアプローチで試合に臨み、強力なフィオレンティーナに対して自分たちのプレーをすることが求められる」。
フィオレンティーナの印象
「優秀な監督が率いる、非常に組織されたチームだ。個々の選手のクオリティも高く、スペースを与えると巧みに攻撃を組み立てる。だが、カウンターの局面でも危険な存在だ。我々はバランスを保ちながら、チーム全体で相手の長所を封じつつ、自分たちのプレーを展開する必要がある」。
選手のコンディション
「ドウグラス・ルイスが復帰し、ニコ・ゴンサレスも今日のトレーニングに参加したので明日は出場可能だ。ダニーロとコープマイネルスも戻ってきた。ロウヒ、ウェア、ミリクについては様子を見る必要がある。一方で、ブレーメルとカバルは引き続き起用できない」。
ダニーロの将来について
「今はフィオレンティーナ戦に集中している。移籍市場の話は適切なタイミングで行うべきだ。すべての選手に言えることだが、今は次の試合にフォーカスすることが重要だ」。
直接対決での勝利の意義
「勝利を目指すのは当然のこと。明日は集中力を保ちながら、自分たちがやるべきことに徹する。チームとしてフィールド内外で一体感を持ち、この重要な試合に挑む」。
ゴンサレスの状態
「モンツァ戦後、少し疲労を感じていたため、数日間はトレーニングを回避した。ただ、今日の練習では良い状態だった。スタメンについては選手たちにも伝えていない」。
攻撃面の改善について
「ポゼッションは試合に勝つための要素の一つに過ぎない。ボールを持つ時間が多いほど勝つ確率は上がるが、別のアプローチでも勝利は可能だ。例えば、マンチェスター・シティ戦では異なる形で勝利した。明日は質の高い選手が揃うフィオレンティーナとの対戦で、特にトランジションの局面に注意を払う必要がある」。
守備の安定性
「守備は11人全員で行うもの。試合の流れをしっかり読み取り、自分たちに有利な展開に持ち込むことが大切だ」。
ヴラホヴィッチへの期待
「彼には継続性が求められる。高いレベルを維持するチームは常に一貫性を持って取り組む必要がある。彼の日々の努力を見る限り、その方向性を保てばキャリアを通じて安定したパフォーマンスが可能だ」。
ドウグラス・ルイスの復調
「彼には大きな期待を寄せている。現在はチームメイトと同じフィジカルコンディションにはないが、コンプリートなミッドフィールダーとしてあらゆる役割をこなせる能力がある。継続して取り組むことでチームにとって欠かせない存在になるだろう」。
フリーキックのキッカーについて
「コープマイネルスが第一候補だ。彼が練習で決める精度を見れば当然だが、試合では状況次第で他の選手が蹴る場合もある。ドウグラスもその一人だ」。
モッタ監督は、フィオレンティーナ戦を見据えつつも、冷静にチームの現状を分析し、適切な準備を進めている。クラブと選手が一丸となり、この重要な一戦に臨む姿勢を示した。