【マッチプレビュー】ユベントス対フィオレンティーナ、勝ち点31で並ぶ両チーム───トリノでの重要な一戦へ
Foot Italia
ユベントスとフィオレンティーナが、セリエA第19節で激突する。舞台はトリノのアリアンツ・スタジアム。両チームは現在同じ勝ち点で並び、ユベントスが6位、フィオレンティーナが5位と、スクデット争いに向けて絶対に勝ち点を落とせない状況だ。
ユベントスの現状
ユベントスは苦戦を強いられている2024年を象徴するかのように、これまでリーグ戦で20分けというクラブ記録を更新中。ただし直近では、クリスマス前のモンツァ戦で2-1の勝利を収め、4試合連続ドローの悪い流れを断ち切った。アリアンツ・スタジアムでは今季1敗のみとホームでの安定感は健在だ。
フィオレンティーナの勢いと失速
一方のフィオレンティーナは、かつての勢いに陰りが見える。8連勝でタイトルレースに絡むポジションまで浮上したものの、直近のボローニャ戦とウディネーゼ戦で連敗を喫した。チームの一貫性を取り戻すためにも、今回の試合は非常に重要となる。
過去の対戦成績
過去の対戦成績ではユベントスが圧倒的な優位に立っている。直近52試合で29勝を挙げており、アリアンツ・スタジアムでの直近13試合では12勝を記録。フィオレンティーナが同スタジアムで最後に勝利したのは2020年12月まで遡る。こうした歴史的なデータもユベントスに心理的なアドバンテージを与える要因と言える。
試合の焦点
ユベントスは堅守速攻を基調とし、特にヴラホヴィッチやニコ・ゴンサレスといった攻撃のキーマンを活かしつつ、相手の隙を突く展開を狙うだろう。一方でフィオレンティーナはセットプレーやカウンター攻撃を武器に、得点機を確実にモノにする必要がある。
チームニュース
ユベントスは怪我人に苦しむ状況が続いている。ミリク、ブレーメル、フアン・カバルが欠場となり、ティアゴ・モッタ監督は同じ布陣での戦いを強いられる可能性が高い。ヴラホヴィッチは古巣フィオレンティーナ相手にゴールを狙う。
一方のフィオレンティーナも調整が必要だ。パッラディーノ監督は若手と経験豊富な選手を組み合わせ、最近の敗戦を払拭する布陣で挑む見込みだ。
予想スターティングXI
ユベントス
ディ・グレゴリオ;サヴォーナ、カルル、ガッティ、カンビアーゾ;ロカテッリ、テュラム;コンセイソン、ゴンサレス、ユルディス;ヴラホヴィッチ
フィオレンティーナ
デ・ヘア;ドド、コムッツォ、ラニエリ、ゴセンス;アドリ、カタルディ;コルパーニ、グドムンドソン、ソッティル;モイズ・キーン
試合展望と予想
ホームでの強さや過去の対戦成績を考慮すると、ユベントスが僅差で勝利する可能性が高い。守備重視の展開が予想される中、1-0でユベントスが勝ち点3を確保するシナリオが現実味を帯びている。
予想スコア
ユベントス 1-0 フィオレンティーナ