ユベントス、現有戦力維持に8000万ユーロ超を投資か───ローン扱いの4選手の行方は…
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ユベントスは新戦力の補強に動く一方、現在の主力選手たちを確保するためにも多額の支出が必要とされている。
ビアンコネリはこの夏、9名の新加入選手を迎え入れる大規模な補強を実施。トゥーン・コープマイネルスやドウグラス・ルイス、ケフレン・テュラムのように完全移籍で加入した選手もいれば、さまざまな条件付きで期限付き移籍となった選手も含まれている。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、ユベントスは現在期限付き移籍中の4選手を完全移籍に切り替えるため、総額8000万ユーロ程度の支出が必要になる見通しだという。
まず名前が挙がるのは、モンツァから加入したミケーレ・ディ・グレゴリオ。移籍金として450万ユーロを支払った守護神だが、完全移籍に向けた手続きは既に形式的な段階にある模様。追加の1350万ユーロ(3年分割払い)と200万ユーロのボーナスを加え、最終的な総額は2000万ユーロに達する見込みだ。
次にピエール・カルルがリスト入り。ミランから330万ユーロの期限付き移籍で加入し、現在では守備陣の要として地位を確立。ユベントスは1400万ユーロに約300万ユーロのボーナスを加えた買い取りオプションを行使する構えだ。
さらに、フィオレンティーナから期限付き移籍中のウインガー、ニコラス・ゴンザレスも確保に向けた動きが進行中。移籍金800万ユーロに加え、容易に達成可能な条件が設定された買い取り義務が付帯しているため、フィオレンティーナにはさらに2500万ユーロと最大500万ユーロのボーナスが支払われる見込みだ。
最後に最も注目されるケースがフランシスコ・コンセイソンだ。買い取りオプションや義務が設定されていない契約ではあるが、フットボールディレクターのクリスティアーノ・ジュントリと代理人のジョルジュ・メンデスは、彼の将来がトリノにあると確認済み。ユベントスはすでに800万ユーロを支払い済みで、完全移籍にはさらに3000万ユーロを費やすと見られている。
ビアンコネリは現有戦力の確保に多額の資金を投入する必要があり、その一方で1月の移籍市場でどのような新戦力を加えるかが注目される。