ファジョーリのナポリ移籍が現実味を帯びる───マンナの存在が大きく影響
Foot Italia
ユベントスとナポリ間で進行中の移籍劇が新たな展開を見せている。ニコロ・ファジョーリとジャコモ・ラスパドーリを巡る動きが注目を集めており、特にファジョーリのユベントス退団が現実味を帯びてきた。最新の報道によれば、ナポリが来年1月の移籍市場で彼の獲得に向けた最有力候補となっている。
ファジョーリの新天地はナポリか
『ラ・ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、23歳のミッドフィルダーに対しては当初マルセイユも強い関心を示していたが、ナポリが競争を一歩リードしている模様だ。この動きの背景には、ナポリのスポーツディレクターであるジョヴァンニ・マンナの存在がある。かつてユベントスでファジョーリを支えたマンナは、選手が困難な時期を乗り越える中で信頼と敬意の関係を築いてきた。
ファジョーリの移籍は、ユベントスが補強資金を確保するためにも避けられないと見られている。スポーツディレクターのクリスティアーノ・ジュントリは、少なくとも1人、場合によっては2人のセンターバック、さらにストライカーの補強を目指している。
ラスパドーリへの関心も加速
一方で、ナポリ所属のジャコモ・ラスパドーリの状況もユベントスの関心を引いている。出場機会を求めるイタリア代表フォワードは、別件ではあるが関連する形で交渉が進む可能性がある。両選手の市場評価は2000万~2500万ユーロと見積もられている。
ナポリにとってファジョーリは、アントニオ・コンテの中盤にクオリティを加える存在となる。一方、ラスパドーリはユベントスにとって攻撃陣の多様性を提供する選手であり、ドゥシャン・ヴラホヴィッチの代役やティアゴ・モッタのシステムでセカンドストライカーとしても機能することが期待されている。