冬のマーケットに向き合うユベントス「売却」が先行する中、唯一「非売品」とされる選手は…
Foot Italia
1月の移籍市場が近づく中、ユベントスは例年通り「売却が先」という状況に直面している。夏の移籍市場ではスカッドと技術プロジェクトの大幅な改革が行われたが、その余波として、資金調達が依然として必要な状態だ。当初、1月は小幅な調整で済ませる予定だったが、カバルやブレーメルといった主力選手の負傷が薄い選手層を浮き彫りにし、優先課題を再設定する事態となった。
売却候補のトップはアルトゥール
ユベントスの最優先事項は、選手の売却を通じて新戦力の獲得資金を確保することだ。その筆頭に挙げられるのがアルトゥールで、彼の代理人は数週間にわたり移籍先の模索を続けている。本人は欧州主要5大リーグ外への移籍を拒否しているため、完全移籍よりもローン移籍の可能性が高い。これにより、高額な給与負担の一部を軽減することが期待されている。現在、レアル・ベティスやバレンシアが関心を寄せている模様だ。
ファジョーリ売却で資金捻出か
アルトゥール以外にも、ユベントスは適切なオファーがあれば複数選手の売却を検討している。中でも注目されるのがニコロ・ファジョーリだ。現状、ファーストチームでは定位置を確保できていないが、海外クラブからの関心が高まっており、約2000万ユーロの移籍金が見込まれている。また、リーグ戦で2ゴールを挙げているサミュエル・ムバングラも、適切な条件が揃えば放出候補に挙がる可能性がある。
ダニーロとドウグラス・ルイスの現状
一方で、ブラジル人選手ダニーロとドウグラス・ルイスについても噂が飛び交っているが、ダニーロは移籍の可能性を完全に否定。彼が抜けることで守備陣がさらに手薄になることを理解しており、退団の選択肢はないと明言している。同様にドウグラス・ルイスも関心を寄せるクラブはあるものの、今季の出場機会の少なさや負傷問題から、大きなオファーが届く可能性は低いと見られている。
絶対的な非売却選手はユルディス
数多くの移籍の噂が飛び交う中で、1人だけ明確に「非売却」とされているのがケナン・ユルディスだ。背番号10を背負う若手は、ユベントスの将来を担う存在として評価されており、クラブは完全に放出を否定している。