一度は"戦力外"となりながらユベントスで存在感を示すマッケーニー「ここで長くプレーしたい」
Foot Italia
ウェストン・マッケニーがユベントスで再び存在感を示している。加入以降、様々なポジションを任されてきた中、ティアゴ・モッタ監督のもとではワントップや左サイドバックとして起用されている。そんなマッケニーが、トリノにあるオラトリオ・サン・パオロで、自身の財団「McKennie’s Magical Youth Mission」が主催するチャリティイベントに参加し、メディアに心境を語った。
マッケニーはイベントへの思いを次のように述べた。
「この場にいられてとても嬉しい。地元テキサスには父親がいないまま育っている甥がいて、彼にとって自分はアイドルのような存在。子供たちを助けることはいつも楽しいし、これが財団の目指すものでもある。今日は特別な一日だ。以前から言っているが、子供やお年寄りを助けることが本当に好きなんだ」。
ピッチ上での役割について問われると、マッケニーはチームへの貢献を第一に考えていると強調した。
「ポジションはどこでもいい。重要なのはプレーすること。ゴールキーパーだってやるよ。昨年アッレグリのもとでは右サイドバックや中盤で起用された。キャリアの中で様々なポジションを経験してきたから、チームを助けるのは自分にとって簡単なことなんだ」。
自身のキャリアを振り返り、これまでの困難にも触れた。
「子供の頃からキャリアを通じて、多くの人が自分を信じてくれなかった。ユベントスに来た時も、『このクラブは自分には大きすぎる』『プレーできるわけがない』と言われた。でもこういうことが自分のモチベーションになるんだ。彼らを見返すために全力を尽くす」。
ユベントスでの将来については、クラブとトリノの街に満足していることを明かした。
「ユベントスでの居心地はとても良いし、この街も気に入っている。チームやスタッフとも良い関係を築けている。ここに来て4年が経つけど、できるだけ長くプレーしたい。でもそれはクラブ次第だね。契約延長について話し合いは始まっているかって?それは知らないよ(笑)」。マッケニーは2024年夏に契約を延長し、2026年6月30日までの契約を結んでいる。
最後にチームのパフォーマンスについて、さらなる向上の余地があると語った。
「勝ってもまだできることはある。コンスタントに高いレベルを維持する必要がある。怪我人が多く、頻繁に試合に出ている選手もいるけど、ここはユベントス。勝つために努力するのが普通だ」。
(画像:GettyImages)