ユベントス、1月の移籍市場で守備補強を目指すーーー注目は元フィオレンティーナのダヴィド・ハンツコ
Foot Italia
ユベントスは1月の移籍市場に向け、守備陣の補強に動いている。ブレーメルやカバルといった主力選手の負傷により、クリスティアーノ・ジュントリは再び市場に目を向けることを余儀なくされ、ティアゴ・モッタ監督に新たな戦力を提供すべく、1人あるいは2人のディフェンダー獲得を目指している。
ベンフィカのアントニオ・シウバに加え、セリエAで馴染みのある選手も候補に
若手有望株として名前が挙がるベンフィカのアントニオ・シウバが引き続きリストに入る一方で、イタリアサッカーに精通した別の選手、スロバキア代表DFダヴィド・ハンツコがユベントスの注目を集めている。27歳のハンツコは、つい先日誕生日を迎えたばかりだ。
フィオレンティーナでのキャリアスタートから欧州各地で活躍
ハンツコのイタリアでのキャリアは2018年、MSKジリナからフィオレンティーナに380万ユーロで移籍したことから始まる。その後1シーズンを過ごした後、スパルタ・プラハに2年間のレンタルで加入し、2020年には250万ユーロで同クラブへ完全移籍。2022年夏には、スパルタ・プラハからフェイエノールトへ830万ユーロで移籍し、現在は2028年6月までの契約を結んでいる。
市場価値は3000万ユーロ以上。アトレティコの接触を拒否した過去も
フェイエノールトはハンツコに対し最低でも3000万ユーロの評価額を設定しており、昨夏にはアトレティコ・マドリードからのオファーを拒否した経緯がある。
スクリニアルよりもハンツコを選好
ユベントスがハンツコに注目する理由には、同じスロバキア代表であるミラン・シュクリニアルと比較しての優位性がある。ハンツコはシュクリニアルより2歳若く、現在パリ・サンジェルマンでボーナスを含め年間1000万ユーロ近い高額サラリーを受け取るシュクリニアルに比べ、コストパフォーマンスの面で魅力的とされる。
さらにハンツコはセンターバックだけでなく、左サイドでもプレー可能なユーティリティ性を持ち、ユベントスにとって貴重な戦術的柔軟性を提供できる点でも評価されている。
守備の再構築を目指すユベントスにとって、ハンツコの獲得は実現性の高いオプションとなるのか。今後の動向に注目が集まる。