ユベントス、ラスパドーリ獲得に関心ーーーナポリの態度が軟化したことにより現実味を帯びる
(画像:GettyImages)
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ユベントスがジャコモ・ラスパドーリの獲得を目指している。シーズン当初からドゥシャン・ヴラホヴィッチを唯一のストライカーとして起用してきたものの、過重な負担が課されており、冬の移籍市場で前線を補強する必要性が高まっている。
アルカディウシュ・ミリクが新年に復帰する見込みだが、ポーランド代表選手がティアゴ・モッタの戦術に完全にフィットするかどうかには依然として不安が残る。そのため、ユベントスは冬の移籍市場で新たなアタッカーを確保する必要に迫られている。
ナポリの姿勢が変化
これまでユベントスへの売却を拒否していたナポリだが、ここにきて態度が軟化した模様だ。TuttoJUVEの報道によれば、ナポリはユベントスのブラジル人DFダニーロを含むトレードであれば、ラスパドーリの放出を検討する姿勢を示しているという。この背景には、ナポリを率いるアントニオ・コンテ監督がダニーロとの連携を希望していることがある。
攻撃力強化と守備の不安
ラスパドーリが加入すれば、シーズン後半のユベントスの攻撃力向上に大きく寄与する可能性が高い。しかし、ダニーロの放出は守備陣の安定性に影響を与えるリスクを伴う。現在のユベントスにおいてダニーロは守備における重要なのは役割を担っており、代役を確保せずに彼を失うことは深刻な問題を引き起こしかねない。
このため、クラブはラスパドーリ獲得と並行してセンターバックの補強も進める必要がある。しかし、それが交渉を複雑化させ、ラスパドーリ獲得の実現を阻む可能性もある。
冬の移籍市場が近づく中、ユベントスのフロントがどのような決断を下すのか注目される。
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