【マッチプレビュー】チャンピオンズリーグ注目の一戦、ユベントスがマンチェスター・シティをホームで迎え撃つ
Foot Italia
チャンピオンズリーグ・グループステージ最終戦、ユベントスがアリアンツ・スタジアムでマンチェスター・シティと対戦する。両チームともに今シーズンは国内リーグと欧州の舞台で期待を下回る戦績に苦しんでいる状況だ。
ティアゴ・モッタ体制1年目のユベントスは、粘り強さを見せながらも勝ち切る力を欠いており、引き分けの多さが響いている。セリエAでは15試合無敗を維持しているが、今年に入ってから19分けを記録しており、タイトル争いを遠ざけている。チャンピオンズリーグでも開幕2連勝を飾ったものの、直近3試合でわずか2ポイントしか得られていない。
一方、プレミアリーグ王者のマンチェスター・シティは、ペップ・グアルディオラ体制下で最悪のスランプに陥っている。直近9試合でわずか1勝にとどまり、フェイエノールト戦では3点リードを終盤20分で追いつかれる3-3の引き分けという失態もあった。欧州の舞台でも5試合で8ポイントと苦戦し、決勝トーナメント進出が危うい状況だ。
両チームの対戦成績と展望
過去の対戦成績ではユベントスが優位に立っている。1976年の初対戦で敗れた後、ユベントスはシティとの直近5試合で3勝2分と負けていない。グアルディオラ監督率いるシティとの初対戦となる今回は、どのような展開が繰り広げられるのか注目される。
モッタ監督は4-2-3-1の布陣を採用し、守備を固めつつカウンターでシティの弱点を突く作戦を練っていると見られる。一方、グアルディオラ監督は守備の不安定さを考慮し、慎重なアプローチで4-3-3のフォーメーションを選ぶ可能性が高い。
ユベントスでは復帰したドゥシャン・ヴラホヴィッチに期待がかかる。また、中盤では好調を維持するトゥーン・コープマイネルスが試合のテンポを握る鍵となりそうだ。一方のシティは、ケヴィン・デ・ブライネが攻撃の舵を取り、エーリング・ハーランドの得点力が勝敗を分ける要因となるだろう。
チーム情報
ユベントスは、ヴラホヴィッチとニコロ・サヴォーナが復帰し、戦力強化に成功した。ただし、ニコ・ゴンサレス、アレク・ミリク、長期離脱中のファン・カバルやブレーメルは引き続き欠場する。
シティは守備陣に問題を抱え、ネイサン・アケ、マヌエル・アカンジ、ジョン・ストーンズ、マテオ・コヴァチッチが全員欠場。フィル・フォーデンは体調不良で直近の試合を欠場したが、今回は出場が見込まれる。国内リーグで出場停止中のリコ・ルイスもこの試合には出場可能だ。
予想スタメン
ユベントス
ペリン;サヴォーナ、カルル、ガッティ、ダニーロ;ロカテッリ、テュラム;コンセイソン、コープマイネルス、ウェア;ヴラホヴィッチ
マンチェスター・シティ
オルテガ;ウォーカー、ディアス、グヴァルディオル、ルイス;ギュンドアン;サヴィーニョ、デ・ブライネ、シウバ、ヌネス;ハーランド
試合予想
両チームの現状や過去の対戦成績を考えると、接戦になる可能性が高い。ユベントスの欧州での堅い守備力がシティの攻撃陣を苦しめる一方、シティも持ち味のポゼッションで主導権を握り、試合を支配するだろう。結果として、慎重な試合運びから1-1の引き分けに終わると予想される。
予想スコア
ユベントス 1 – 1 マンチェスター・シティ