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現地で繰り返される比較、15試合で27ポイントのモッタに対して昨シーズンのアッレグリはそれを上回る…



(画像:GettyImages)

Football Italia

ティアゴ・モッタのユベントスは今シーズン、セリエAで唯一無敗を維持しているものの、15試合で9分けという結果が響き、チャンピオンズリーグ圏内の4位には4ポイント及ばず、フィオレンティーナと並ぶ状況だ。しかも、フィオレンティーナは1試合少ない。

土曜日に行われたボローニャ戦(2-2)では、アリアンツ・スタジアムの観客が失望の声を上げ、イタリアメディアは前任者マッシミリアーノ・アッレグリとの比較を避けられない状況となっている。

昨シーズンの同時期、アッレグリのユベントスは15試合で36ポイントを獲得していたのに対し、モッタ率いるチームは27ポイントにとどまっている。ソーシャルメディア上では「アッレグリはトリノでの3年目、モッタは就任1年目」という声もあるが、両者の成績の差には明確な要因がある。それは、クラブが両監督に対して行った投資額だ。

 

投資額に見る違い

昨夏、ユベントスはモッタのために1億6480万ユーロ(※Transfermarkt調べ)の補強を実施。一方、アッレグリが指揮を執った2023年夏の移籍市場での投資額は約8400万ユーロにとどまる。この中にはマヌエル・ロカテッリやモイズ・キーンの完全移籍に費やされた金額も含まれており、新規加入選手といえばリールから移籍したティモシー・ウェア(移籍金1100万ユーロ)のみだった。

昨シーズンのユベントスは欧州カップ戦がなく、今シーズンはモッタが度重なる負傷者に悩まされているとはいえ、モッタ体制の結果は安定せず、プレースタイルも2023-24シーズンから大きな進化が見られていないとの批判がある。

特に、エンポリ、カリアリ、パルマといった格下相手に勝ち点を取りこぼした試合は、主力メンバーがほぼ揃っていた時期に行われたもの。これらの試合で勝利を収めていれば、ユベントスの状況は大きく変わっていた可能性がある。

昨シーズンは2月時点でスクデットの可能性が消滅したものの、アッレグリがCL出場権を逃す危機に立たされたことはなかった。しかし今シーズンのユベントスは、スクデット争いだけでなくCL出場権争いでも熾烈な競争に直面している。

 

年末に向けた正念場

今後、セリエAではヴェネツィアやモンツァと対戦し、12月29日にはアリアンツ・スタジアムでフィオレンティーナとの重要な一戦を迎える。モッタがトップ4争いに食らいつくためには、これ以上の勝ち点ロスは許されない状況だ。加えて、アッレグリとの比較を避けるためにも、年末に向けて結果を残すことが求められる。

 

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