ユベントスとヴラホヴィッチ、契約延長交渉が続くも合意には至らず「両者間に亀裂が…」
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ユベントスは現在、2026年に契約が満了するドゥシャン・ヴラホヴィッチとの契約延長に向けた交渉を続けている。セルビア代表ストライカーはビアンコネリの攻撃の要として活躍しており、新監督の下でもチームの中核を担う重要な存在とされているが、移籍後の不安定なパフォーマンスが課題となっている。
クラブはヴラホヴィッチを最重要選手の一人と見なしているが、深刻な財政的制約にも直面している。彼の将来を確保するため、ユベントスは現在の契約に比べて年俸を引き下げる形での延長を求めている。現行契約では、ヴラホヴィッチは年間約1200万ユーロの純収入を得ており、この数字はユベントスが設定した新しい給与構造の上限を大きく超えている。
報道によれば、ヴラホヴィッチは給与減額に応じることを渋っており、この点が交渉の障害となっている模様だ。このまま合意に至らなければ、契約満了を待つ可能性もあり、ユベントスにとって厳しい状況となることが懸念されている。
一方、クラブと選手の間に亀裂があるとの噂について、ユベントス専門のコメンテーターであるマッシモ・パヴァンは否定的な見解を示している。TuttoJUVEのインタビューで、パヴァンは次のように語った。
「ユベントスとヴラホヴィッチの間に亀裂があるなんて話は理解できない。もちろん、残留するには契約を延長しなければならないが、それは適切なタイミングで話し合えばいい。今はチームにとって彼が必要不可欠な存在であり、スタメンとしてプレーすることが求められている。」
ヴラホヴィッチの存在はユベントスにとって重要であり、国内リーグやヨーロッパでの戦いを目指す上で欠かせない戦力だ。選手の将来は依然として不透明だが、クラブやファンは、ヴラホヴィッチが引き続きトリノの最前線を牽引する形で合意に至ることを期待している。