【ボローニャ戦】モッタ監督試合後会見「今日の退場は正当だった。抗議し、やるべきではないジェスチャーをしてしまった」
Football Italia
アリアンツ・スタジアムで行われたボローニャとの一戦は、ティアゴ・モッタにとって古巣との再会とは言え、穏やかではない展開となった。主審への抗議でモッタが退場処分を受けたこの試合、ボローニャはダン・ンドイとトンマーゾ・ポベガのゴールで2点のリードを奪取。しかし、ユベントスは終了間際にトゥーン・コープマイネルスとサミュエル・ムバングラの得点で執念のドローを掴み取った。
モッタは試合後、DAZNのインタビューで次のように語った。
「選手たちには常に自由を与えている。特に、マンツーマンで来る相手に対してはそれが重要だ。0-2の状況はほぼゲームオーバーに近かったが、彼らは素晴らしいハートを見せて試合を立て直した。それが今日のポジティブな部分だ。困難な状況でも戦い続け、貴重な勝ち点を手にした。」
システム変更とユルディスの起用
試合終盤にはコープマイネルスとケナン・ユルディスを前線に配置する形を見せたモッタ。このアプローチが今後の指針となる可能性について問われると、次のようにコメントした。
「0-2の状況では、当然リスクを冒さなければならない。ボローニャの激しいプレスをかわして後方から繋ぐのは難しかった。試合前にも言ったが、必要ならロングボールを活用し、中盤で数的優位を作ることが鍵になると考えていた。」
「このような状況では、相手が守備を固めてマンツーマンを外してくる可能性が高い。守備ラインを下げ、中盤のポジションを維持する形が理想だ。我々の特性に合わせて異なるアプローチを取ったが、まだ改善の余地がある。より高いレベルを目指して努力していきたい。」
退場処分についての反省
モッタは試合中に見せた抗議行動について、判定が正しかったことを認めた。
「今日の退場は正当だった。抗議し、やるべきではないジェスチャーをしてしまった。自分でも行き過ぎた行動だったと思う。」
ファンの不満とマンチェスター・シティ戦への意気込み
試合中、ユベントスのパフォーマンスに対してサポーターからのブーイングや批判的な声が飛び交う場面もあった。直近13試合で9度目のドローとなり、リーグ上位からの後退が鮮明となる中、ファンの不満は高まっている。今季の公式戦20試合で11度目の引き分けを喫したユベントスは、次にチャンピオンズリーグでマンチェスター・シティと対戦する。
マンチェスター・シティはここ9試合で1勝と不調だが、絶好のタイミングと言えるのかという問いに対し、モッタは次のように答えた。
「マンチェスター・シティと対戦するのに良いタイミングなんて存在しない。我々はいつも通りのやり方で彼らに挑む。相手のスタイルを制限し、自分たちの戦術を生かして戦いたい。」