【Goal ltalia】ボローニャ戦 採点
(画像:GettyImages)
Goal ltalia
ユベントスは今夜、まさに「マーフィーの法則」を体現した。すなわち「悪いことが起きるなら、それは必ず起きる」だ。カンビアーソの負傷離脱に始まり、ティアゴ・モッタの退場、守備陣の緩慢さ、さらにはクルヴァ・スッドのブーイングまで、試合はまさに混乱の連続。それでも、ロスタイムにサムエル・ムバングラの劇的なゴールで辛くも2-2のドローに持ち込み、惨劇を最小限に抑えた形となった。
試合が動いたのは30分。冷え込むトリノの空気の中、ボローニャのンドイエがアリアンツ・スタジアムを静まり返らせる先制ゴールを決めた。この夜のユベントスは特に前半、ほとんど見せ場を作れず、攻撃はコンセイソンの仕掛けとコープマイネルスの工夫に頼るばかり。さらに15分には、今季好調を維持してきたカンビアーソが負傷交代を強いられるという痛手も。
後半開始早々、ユベントスの守備が再び崩壊。52分、ポベガに追加点を許し、スコアは0-2。スタジアムからはお決まりの「やる気を見せろ!」の大合唱。61分、ようやくダニーロのアシストからコープマイネルスが1点を返し、試合に希望をつなぐも、試合の流れを完全に掴むには至らない。ティアゴ・モッタは抗議で退場処分を受けるなど、混乱は続いた。
しかし、試合終了間際の92分、途中出場のムバングラが値千金の同点ゴール。ユベントスは敗戦を免れたものの、試合後のスタジアムはブーイングと批判の声が鳴りやまなかった。