ダニーロ、ナポリ移籍に関心か?ユベントスは交渉条件にラスパドーリを要求
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ユベントスのキャプテン、ダニーロが1月の移籍市場でナポリ移籍に関心を示していると報じられている。ただし、ユベントスはライバル強化を避けるため、移籍を簡単には認めない構えだ。その条件として、ナポリのターゲットであるラスパドーリの獲得を交渉材料にする可能性が浮上している。
出場機会減少に苦しむダニーロ
ダニーロはここ数シーズン、特にマッシミリアーノ・アッレグリの復帰後、守備の要としてチームを支えてきた。しかし、今季からティアゴ・モッタが指揮を執るユベントスでは出場機会が激減。スピードのある若いストライカーへの対応に苦戦しており、信頼を失いつつある。現在は深刻な負傷者続出の影響で先発起用されているが、それも一時的な措置に過ぎない。
グレイソン・ブレーメルとフアン・カバルは今季絶望、さらにニコロ・サヴォーナも軽度の筋肉系トラブルを抱えており、モッタにはほとんど選択肢がない状況だ。
このため、契約満了となる今季終了後に退団する可能性が高いとされているが、一部の報道では1月中に「早期離婚」に至る可能性も取り沙汰されている。
ナポリが移籍先候補に浮上
『トゥットスポルト』によれば、ナポリのアントニオ・コンテ監督がダニーロの経験とクオリティを高く評価しており、1月の補強ターゲットとしてリストアップしているという。さらに、ダニーロは元ユベントス幹部で現在はナポリのスポーツディレクターを務めるジョヴァンニ・マンナと再会する可能性がある。
報道によると、ダニーロの代理人もナポリ移籍に前向きな姿勢を示している。しかし、ユベントスはシーズン中に直接のライバルを強化することに慎重で、簡単に交渉のテーブルにつくつもりはないようだ。
ユベントスの条件はラスパドーリ
それでも、ユベントスはナポリがジャコモ・ラスパドーリの放出を検討するのであれば、交渉に応じる可能性があるという。24歳のラスパドーリはサッスオーロ時代からユベントスが注目してきた選手であり、今季は出場機会に恵まれていない。特に欧州カップ戦がないナポリでは、コンテの構想から外れる場面も増えている。
しかし、両クラブが合意に至るのは容易ではない。特にナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が関与する取引は、交渉が難航することで知られている。
1月市場での具体的な動きが注目される。