現地ジャーナリスト「モッタは批判の対象ではない。むしろ非常によくやっている」
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ティアゴ・モッタ体制の下、ユベントスは今季、不安定なパフォーマンスが続いている。デビューシーズンで指揮を執るモッタは、厳しい状況に直面しながらもチームをまとめているが、負傷者の続出が計画を大きく狂わせた。夏の移籍市場で戦力強化に動いたものの、主力の離脱が相次ぎ、不完全な状態で戦わざるを得ない状況が続いている。
それでも、ユベントスはリーグ戦で無敗を維持しており、チャンピオンズリーグでもグループ突破の可能性を残している。しかし、安定感を欠く戦いぶりは批判の対象となり、モッタと前任者のマッシミリアーノ・アッレグリを比較する声も上がっている。
そんな中、ジャーナリストのファブリツィオ・ビアシンはモッタを擁護。問題は監督ではなく、チーム構成にあると指摘している。TuttoJUVEのインタビューで次のように語った。
「問題があるとすれば、それはチーム構成だ。エース不在で即興の戦術を強いられるユベントスは見たことがない。」
「5000万ユーロで獲得したドウグラス・ルイスがすでに失敗と見なされている状況も受け入れられないし、3500万ユーロ以上を費やしたニコ(・ゴンザレス)に関しても同じだ。彼の能力が問題ではなく、負傷歴がネックになっている。そしてブレーメルやカバルのような不運な離脱もある。」
「1月の移籍市場で立て直しの機会を待つ間、リーグ無敗を維持し、リーグ最高の守備を誇るティアゴ・モッタは、"うまくやっていない"のではなく、"非常によくやっている"と評価すべきだ。」
批判にさらされながらも、モッタの指揮ぶりには一定の成果が見られる。戦術的なアプローチや試合中の柔軟性は評価されており、選手たちがそのスタイルに順応する中で、今後の改善に期待が寄せられている。