【マッチレポート】ユベントス、アストン・ヴィラと0-0のドローで貴重な勝ち点1を獲得
ユベントスはチャンピオンズリーグのグループステージ第4節、敵地ヴィラ・パークでアストン・ヴィラと0-0で引き分け、勝ち点1を手にした。試合は両チームの堅実な守備と決定機を欠く展開に終始。後半アディショナルタイムにはVARでゴールが取り消される劇的な場面もあり、手に汗握る引き分けとなった。
若手中心の布陣で挑んだユベントス
ユベントスはドゥシャン・ヴラホヴィッチら主力選手が負傷で欠場する中、若手主体のスタメンで臨んだ。序盤からアストン・ヴィラの激しいプレッシングを受け、リズムをつかむのに苦戦。前半にはフランシスコ・コンセイソンがヘディングでゴールを脅かすシーンもあったが、フィニッシュの精度を欠いた。攻撃は停滞し、ボールを自陣で回す展開が目立った。
一方、ヴィラはウナイ・エメリの指揮の下、積極的な攻撃を展開。パウ・トーレスのヘディングやルーカス・ディーニュのフリーキックなどでゴールを脅かし、特にディーニュのキックはクロスバーを叩く惜しい場面を演出した。ユベントスのGKミケーレ・ディ・グレゴリオはオリー・ワトキンスのターンシュートを含め、いくつかの重要なセーブでチームを救った。
VARが試合のクライマックスを演出
後半に入るとユベントスも攻撃のギアを上げ、ケフレン・テュラムのミドルシュートやコンセイソンの再三の仕掛けが見られた。しかし、アストン・ヴィラのGKエミリアーノ・マルティネスが圧巻の反応でコンセイソンのヘディングを阻止。これが勝負の分かれ目となった。
試合終盤、モーガン・ロジャースがネットを揺らし、スタジアムが歓喜に包まれるも、VARが介入。直前のプレーでディオゴ・カルロスがディ・グレゴリオに対してファウルを犯していたと判定され、ゴールは取り消しに。ユベントスにとっては大きな救いとなり、試合はそのままスコアレスで終了した。
グループ突破へ向けて前進
この引き分けにより、ユベントスはグループステージで勝ち点8に到達。同組のマンチェスター・シティと並ぶ状況で、次節の直接対決が重要な局面を迎える。負傷者に苦しみながらも、この結果はチームの士気を高める一戦となった。
スターティングメンバー
アストン・ヴィラ（4-2-3-1）
マルティネス；キャッシュ、ディオゴ・カルロス、パウ・トーレス、ディーニュ；カマラ（78′ バークリー）、ティーレマンス；ベイリー（86′ フィロジーン）、ロジャース、マクギン；ワトキンス（78′ デュラン）
ユベントス（4-2-3-1）
ディ・グレゴリオ；サヴォーナ（66′ ダニーロ）、ガッティ、カルル、カンビアーゾ；ロカテッリ、テュラム（86′ ファジョーリ）；コンセイソン、コープマイネルス、ユルディス（82′ ムバングラ）；ウェア