現地解説者が疑問の声「ファジョーリの扱いには説明が必要だ。モッタとの間に溝が…」
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ニコロ・ファジョーリがユベントスで十分な出場機会を得られていない状況に、ファンや専門家の間で疑問の声が上がっている。
明らかな才能を持ち、ユーロ2024のイタリア代表にも招集されたファジョーリだが、ティアゴ・モッタの下で出場時間を確保するのに苦労している。チームは好調なスタートを切ったものの、ファジョーリは主にベンチを温める立場にあり、彼の創造性やスキルがチームに新たな次元をもたらすと主張する声も少なくない。
ユベントスの中盤は夏の補強によって競争が激化している。モッタの「実力主義」の方針のもと、新加入選手が次々とポジション争いに加わり、ファジョーリの立場は一層厳しいものとなっている。これまでのところ、この方針はチームにとって功を奏しているが、才能あふれるファジョーリが先発に定着できない理由については多くの疑問が残る。
こうした状況から、ファジョーリの移籍の可能性も取り沙汰されているが、イタリアのサッカー解説者ファブリツィオ・ポンチロリは、この若手MFへの扱いに困惑していると語る。トゥットメルカートウェブのインタビューでポンチロリは次のようにコメントした。
「いくつもの疑問がある。負傷の問題を超えて、いずれは何かしら説明が必要になると思うが、ファジョーリがこれほど評価を落としていることには非常に失望している。実力ある選手だと思うし、特に理由もなくこの状況に陥っているように感じる。モッタが一度選んだ選手に固執する傾向があるのかもしれないが、彼との間に溝がないことを願う。ファジョーリはユベントスにとって重要な存在であり、控えに甘んじるべきではないと思う。」
ファジョーリにとって、ユベントスでの道のりは厳しいものとなっている。しかし、彼には再び重要な役割を勝ち取るだけの実力があるはずだ。集中力を保ち、自身の価値を証明できれば、モッタを納得させることも可能だろう。新たな中盤陣に適応し、課題を乗り越えられるかどうかが、ユベントスでの未来を左右することになる。