新加入のテュラム、ミラン戦で存在感を示す― ユベントス中盤の新たな核となる選手に
JuveFC.com
ユベントスのケフレン・テュラムが、ミランとのスコアレスドローで見せたパフォーマンスが高く評価されている。この試合で彼はビアンコネリの中盤を支える柱としての存在感を発揮し、加入初年度ながら着実にチームの要求に応え始めている。
ミラン戦ではテクニックだけでなく、成熟したプレーや戦術理解の深さを披露。チームが勝利を掴めなかったものの、テュラムの中盤での働きが試合を競り合う上で欠かせない要素となった。
彼の成長の裏には、ティアゴ・モッタ監督からの信頼がある。試合を重ねるごとに自信を深め、チームに欠かせない存在へと進化している。試合後、テュラムはTuttomercatowebの取材に応じ、自身の役割について次のように語った。
「僕たちには優れた選手がたくさんいる。マヌ(ロカテッリ)は僕を多く助けてくれるし、ファジョ(ファジョーリ)はいつも素晴らしいプレーをする」
仲間を称えるこの謙虚な姿勢は、彼のチーム志向のメンタリティを表している。
また、試合結果については「強い相手との難しい試合だった。引き分けは満足できる結果ではないけど、仕方ない」とコメント。より高みを目指す競争心を持ちつつも、現実的な視点も併せ持っている。
現在22歳のテュラムは、インテルで活躍中の兄マルクス・テュラムの影を脱しつつある。比較されることは避けられないが、ミラン戦で見せたパフォーマンスは、彼が自らのスタイルを確立し、ダイナミックかつ信頼できる中盤の選手として台頭していることを示している。
この調子を維持できれば、テュラムはユベントスの中盤をけん引する存在となり、クラブの未来を担う重要な選手となる可能性が高い。ミラン戦での活躍は、彼がビアンコネリで築き上げるであろう輝かしいキャリアの一端に過ぎないだろう。