ファジョーリのPSG移籍報道をファブリツィオ・ロマーノが否定「この件については何も聞いていない」
JuveFC.com
イタリアのサッカージャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノが、ユベントスのニコロ・ファジョーリとパリ・サンジェルマン(PSG)の移籍話を否定した。
今朝、複数の報道でリーグ・アン王者がイタリア代表MFの1月獲得を検討していると伝えられた。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の報道によると、ユベントスは生え抜き選手を放出するかどうかの決断を迫られているという。
同記事では、ファジョーリがマヌエル・ロカテッリやケフレン・テュラムにポジションを奪われ、ティアゴ・モッタの構想外となりつつある現状を指摘。売却により1月の補強資金を捻出し、特に弱点とされる守備陣の補強を目指す可能性があるとしている。また、間接的なスワップ案としてミラン・シュクリニアルの獲得が視野に入るとも報じられた。
しかしロマーノは、この噂を完全に否定。PSGがファジョーリの獲得を検討した事実はなく、ユベントスも放出を計画していないと明言している。
「PSGがユベントスやイタリア代表のMFニコロ・ファジョーリ獲得に動いているという事実はありません」とロマーノは自身のX(旧Twitter)アカウントで投稿。「過去24時間の報道とは裏腹に、PSGはこの件で何も進めていないし、ユベントスも1月にファジョーリを売却する計画はありません」と続けた。
ファジョーリは子供の頃からユベントスのアカデミーで育ち、2020/21シーズンにアンドレア・ピルロ監督の下でトップチームデビューを果たした。その後、セリエBのクレモネーゼでの成功したローン生活を経て、2022/23シーズンからはトップチームに定着。マッシミリアーノ・アッレグリ監督の信頼を得て主力選手として活躍した。
しかし昨季はオンライン賭博問題により8カ月の出場停止処分を受ける苦難を経験。それでもクラブは生え抜きの才能を信じ、新契約を提示して支え続けている。
今回の報道はファジョーリの現状に揺さぶりをかけたが、ロマーノのコメントによってこの噂は完全に収束した形だ。