守備陣強化を目指すユベントス、バイエルンで出場機会を奪われるエリック・ダイヤーに注目か!
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ユベントスが1月の移籍市場で補強を目指し、バイエルン・ミュンヘンに所属するイングランド代表DFエリック・ダイアーの獲得を検討していると報じられている。現在30歳のダイアーはトッテナム・ホットスパーでプレミアリーグの経験を積んだ後、昨シーズンにバイエルンへ期限付き移籍。今季から完全移籍となったが、新監督ヴァンサン・コンパニの下で出場機会を失っている状況だ。
ユベントスは度重なる主力DFの負傷により守備陣が手薄となっており、戦力のテコ入れを急いでいる。ファン・カバルやグレイソン・ブレーメルが長期離脱を強いられる中で、コストパフォーマンスに優れた補強候補としてダイアーの名前が挙がった。『コリエレ・デッロ・スポルト』によれば、ダイアーはその条件に合致する可能性が高い。
現在、ダイアーはバイエルンの構想外とみられており、契約満了まで残り半年となっている。そのため、1月の移籍市場で比較的低額な移籍金での獲得が可能とみられ、ユベントスにとって魅力的な選択肢となっている。トップレベルの経験を持ち、イングランド代表でもプレーしてきた実績は、即戦力を求めるユベントスにとって大きなプラスとなる。
ただし、この移籍にはリスクも伴う。ティアゴ・モッタ監督の戦術にダイアーのプレースタイルが合致するかが重要なポイントだ。モッタは明確な戦術的ビジョンを持っており、新戦力もそのシステムにスムーズに適応できることが求められる。ダイアーは複数のポジションをこなせるユーティリティ性を持つが、ユベントスの守備陣に必要な要素を満たしているかを、慎重に見極める必要がある。
また、ダイアーの加入は国内外の大会で忙しい日程をこなすユベントスにとって、守備陣の負担軽減につながる可能性がある。一方で、バイエルンがシーズン途中で放出に応じるかは不透明だ。同クラブも複数大会を戦う中で選手層の厚みを維持する必要があり、この点が交渉の障壁となる可能性がある。