ユベントス、1月にユナイテッドのザーグツィに本腰か!来シーズン、ヴラボビッチ放出も想定した上で…
Foot Italia
ユベントスが攻撃陣の再編を模索している。約3年前にフィオレンティーナからドゥシャン・ヴラホヴィッチを獲得したものの、ここにきて新たな動きが浮上しているようだ。『カルチョメルカート』によれば、ミリクが度重なる負傷で離脱し、ニコ・ゴンザレスも怪我に苦しむ中、ビアンコネリは控えストライカーのオプションを探しているという。
注目されているのがマンチェスター・ユナイテッドに所属するジョシュア・ザークツィだ。オランダ人FWは昨夏に4200万ユーロで移籍したものの、プレミアリーグでは17試合でわずか1ゴールと苦戦。ルベン・アモリム新監督の構想外になる可能性があり、早ければ1月にも移籍が実現する見通しだ。
ユナイテッドでの不調にもかかわらず、ザークツィへの評価は依然として高い。夏にはミランが獲得に迫ったが、エージェント手数料を巡る問題で交渉は決裂。現在、選手側の関係者は移籍に前向きで、ユナイテッドでのプレッシャーから解放されることを望んでいるという。
ユベントスがザークツィに関心を寄せる背景には、ボローニャ時代に彼を指導したティアゴ・モッタの存在がある。モッタはザークツィの持ち味を最大限に引き出し、選手の成長を促した実績を持つ。23歳のザークツィは、ヴラホヴィッチとは異なるタイプで、ボール扱いに長けた機動力のあるセンターフォワード。トップとしてだけでなく、セカンドストライカーとしても機能できる点が評価されている。
一方で、ヴラホヴィッチのユベントスでの将来は不透明だ。2026年まで契約を残しているものの、年俸1200万ユーロという高額な条件がネックとなり、延長交渉が難航すれば、来夏にも放出される可能性がある。
ザークツィ獲得に向け、ユベントスは買取義務付きのレンタルという形を検討している模様。これは現在の財政状況に即した現実的なアプローチだ。今夏の大型補強を経て、スポーツディレクターのジャントーリは、経済的な解決策を模索している。