この夏、ユベントスを離れた選手の状況をガゼッタが紹介「それぞれで明暗が分かれている」
Foot Italia
ユベントスは今夏の移籍戦略で、ネクストジェン出身の若手を中心に選手売却で1億ユーロ以上の収入を得た。約2億ユーロに上る投資、コープマイネルスなどの選手獲得の費用を相殺することが狙いであり、シーズン終了時にその成果が評価される見込みだが、現時点で首脳陣は概ね満足している様子だ。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ディーン・フイセン（ボーンマス）、エンツォ・バレネチェア（アストン・ヴィラからバレンシアへレンタル）、イルリング・ジュニオール（ボローニャへアストン・ヴィラ経由）、マティアス・スーレ（ローマ）らの放出は、選手によって異なる結果をもたらしている模様。クリスティアーノ・ジュントリとティアゴ・モッタは、これらの選手がユベントスを離れてからの出場機会やインパクトを考慮すると、おおむね納得しているようだ。
イングランド関連の移籍は明暗が分かれている。ドウグラス・ルイスのユベントス加入を含むアストン・ヴィラとの取引で、イルリング・ジュニオールとバレネチェアが交換要員として移籍。だが、イルリング・ジュニオールはボローニャでの出場機会が限られており、バレネチェアもラ・リーガのバレンシアで苦戦を強いられている。
フイセンはボーンマスで出場機会を得ているものの、まだ十分なものではない。スーレはローマでの出だしがスローで、チーム全体の不調も影響している。ファクンド・ゴンザレスはフェイエノールトで出場機会がほとんどなく、一方でカイオ・ジョルジはブラジルのクルゼイロで復調の兆しを見せている。
さらに、既に実績のある選手では、モイズ・キーンとフェデリコ・キエーザの状況が対照的だ。キーンはフィオレンティーナで全大会通じて11ゴールを挙げて好調。一方、リヴァプールへ移籍したキエーザは怪我や競争の影響で出場機会が限られ、チームが成功しているにもかかわらずプレー時間は伸び悩んでいる。