今シーズン新加入のコープマイネルス「小さい頃からユベントスを応援していて、特にジダンが好きだった」
Foot Italia
オランダ代表MFトゥーン・コープマイネルスは幼少期からユベントスを応援していたことを明かし、その理由としてジネディーヌ・ジダンの存在を挙げている。
トリノのスポーツ紙『トゥットスポルト』とのインタビューで、26歳のコープマイネルスは今季のチームの状況や、ベルガモからトリノへの移籍を決断した理由、そしてジャン・ピエロ・ガスペリーニとティアゴ・モッタの指導の違いについて語った。
まずは基本的な質問から。この数週間の肋骨のケガについて、現在の体調は?
「今は大丈夫だよ」
肋骨骨折の痛みと過ごした1か月はどれほど辛かったか?
「正直、複雑な状況だったね。動くたびに痛みが走るし、呼吸さえも難しかった。約2〜3週間この状態が続き、寝るのも大変で、寝椅子で寝ていた。ベッドに横になると痛みが強かったからね。今は大分良くなったが、まだ少し違和感が残っている。でも、管理できる程度だ」
今の回復状況は70%といったところ?
「数字で表現するのは難しいけれど、メンタル的にはとても良い状態。ただ、3週間走れなかったので、フィジカル的にはまだ万全じゃない」
走れていなかったことで脚の状態は?
「悪くない。少しずつ良くなっているし、時間とともに改善していくと思っている」
昨シーズン終了後、ユベントスだけでなくプレミアリーグの噂もあったが、イングランドへの移籍には興味があったのか、それともユーベ一択だったのか?
「確かにイングランドのクラブも興味を持ってくれていたけど、ユベントスの話を聞いた瞬間、迷いはなかった。イタリアに来た時からこのクラブが好きだったし、子供の頃からユーベを応援していた。偉大な選手たちがいたユーベ、特にジダンが好きだった。イングランドにも素晴らしいクラブはあるが、ここではすべてがもっと良いんだ。リーグも知っているし、気候もいい」
アタランタからユベントスに移籍するまでの8月の長い待ち時間を振り返ってどう思うか?
「夏全体が重くて大変な時期だったね。ある意味複雑な移籍だった。でも、フットボールではこういうこともある。特に思い出に残っているのは、彼女と一緒にタクシーでベルガモからトリノへ向かった時。前夜、すべてが解決したと知らされ、ホッとした瞬間だった」
アタランタでの練習を一人でこなすのは寂しかったか?
「辛い状況だったのは確かだが、今は未来に目を向けている。過去は過ぎ去ったこと」
アタランタの“地方クラブ”からユベントスという“トップクラブ”に移籍して感じた違いは?
「フットボール経験は豊富だが、ユベントスのようなクラブは初めてで、デ・リフトが話していたことが本当だと感じた。設備から人の親切さまで、すべてが素晴らしい。ここにいることは夢のようだ」
モッタの戦術はガスペリーニの戦術とどう違うのか?
「ガスペリーニはフィールド全体での1対1や強度を重視しているのに対し、モッタはチーム全体でのコンパクトな守備やボールポゼッションに重点を置いている」
チームへのアプローチ方法についても違いがある?
「そうだね、二人は違う。年齢も異なるし、彼らのやり方も異なる。モッタは選手たちの意見をよく聞いて、システムへの適応を重視している」
ガスペリーニとは対話が少なかった?
「そうだね、ガスペリーニは“こうして欲しい”という指示が多かった」
最後に、ガスペリーニとモッタを一言で表すなら?
「ガスペリーニは“強度”、モッタは“戦術”だね」
ユベントスではアタランタ時代と比べてどのように使われ方が変わった?
「今はより中盤としてプレーし、ビルドアップでもサポートする役割が多い。攻撃的なプレッシングやアシスト、ゴールを続けて狙いたい」