【Goal Italia】インテル戦 採点
Goal ltalia
サンシーロでの激闘は4-4の壮絶なドローで幕を閉じた。試合は93分間の完全なカオスと化し、インテルが一時は4-2でリードを奪うも、途中出場のユルディスがユベントスに劇的な同点弾をもたらした。
インザーギとモッタ両監督の起用法も注目ポイントだった。インテルは司令塔役にアスラニではなくジエリンスキを選択し、ユベントスは左サイドにユルディスではなくウェアを配置して試合に臨んだ。序盤15分間は両者慎重な立ち上がりを見せたが、その後に試合は一気に動く。
まずダニーロがマルクス・テュラムに対して不用意なファウルを犯し、インテルにPKが与えられる。主将であるチャルハノールが不在の中、このチャンスをジエリンスキが決めて先制。しかし、ユベントスもすぐさま反撃に転じ、わずか12分後に状況をひっくり返す。まずヴラホビッチがサンシーロで自身初のゴールを挙げ、続けてウェアがコンセイソンの突破から逆転弾を奪った。ユベントスが一時優位に立ったかに見えたが、試合は再び混迷を深める。
インテルはミキタリアンがテュラムとの連携から同点弾を決め、さらにカルルのミスを誘発して得たPKを再びジエリンスキが成功させ、3-2で前半を終える。
後半もインテルはダンフリースのゴールで4-2とリードを広げるが、ユベントスはここから驚異的な追い上げを見せる。投入されたユルディスが主役となり、まず71分に1点を返すと、81分には左足で再びネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。ゾマーの対応も冴えなかったが、ユルディスの見事なプレーにサンシーロは衝撃を受けた。最終的に両チームは4-4の引き分けに終わり、イタリア・ダービー史上屈指の大乱戦を演じた。