契約更新が待たれるヴラホビッチ、代理人がトリノ来訪 ー しかし両者間に進展は見られぬまま…
Foot Italia
ユベントスのエースであるドゥシャン・ヴラホビッチの将来について、いまだ契約更新は進んでおらず、ファンからは心配の声が届いている。
そんな中、彼の代理人であるダルコ・リスティッチが最近トリノを訪れたことを、『カルチョメルカート』が伝えている。
リスティッチとの会合はSNS上で大きな話題となり、このセルビア人ストライカーのキャリアに関する進展があるのではないかと議論を呼んでいる。
しかし、今回の件で話がすぐに進展することはないようだ。
ヴラホビッチはまだ選択肢を熟考するための時間の余裕があり、ユベントスも次の一手を慎重に見極めている段階で、両者の間で正式な交渉が差し迫っているわけではない。10月が終わりに近づく中で確実なのは、この時点で話し合いが直ちに行われる予定がないということだ。
今回のヴラホビッチとリスティッチの会合は、トリノの人目を避けた場所で行われたワーキングランチであった。現在ヴラホビッチは、ユベントスでのシーズンに集中しており、イタリアでの覇権奪還と欧州での飛躍を目指している。先日のライプツィヒ戦でのパフォーマンスも、その意欲を示していると言える。
ティアゴ・モッタ監督との関係も良好であり、他の選手とは異なり、彼のチーム内でのポジションが脅かされたことは一度もない。ヴラホビッチは今後ユベントス側からの条件提示を待つことになり、2024年末までに将来に関する初期の話し合いが始まると見られている。
一方、アルカディウシュ・ミリクの状況は依然不透明だ。ポーランド人ストライカーは現在トリノを離れてリハビリに専念しているが、復帰時期の明確な見通しは立っていない。当初は2ヶ月の回復期間が見込まれていたが、その期限が近づいても出場に向けた確証はない。
ユベントスはミリクのコンディションを慎重に見守りつつ、彼の復帰が順調に進めばチーム構想に戻る可能性もあるが、他クラブから魅力的なオファーが届いた場合、放出も検討されるだろう。その際、モッタの好みに合う若く、闘志溢れる、新たなストライカーがヴラホビッチのポジションに挑戦する可能性も出でくるだろう。