【シュツットガルト戦プレビュー】怪我人多数のユベントスは3連勝なるか!サヴォーナら若手選手の活躍がカギに
Foot Italia
アリアンツ・スタジアムは歴史的な一戦に備えている。イタリアの名門ユベントスが、ブンデスリーガのシュトゥットガルトを迎え、両者にとって初の公式対戦となるチャンピオンズリーグ・グループステージの一戦だ。両チームとも欧州の舞台で存在感を示すべく、白熱した試合が期待される。
ユベントスは今シーズンのチャンピオンズリーグで好スタートを切り、開幕2連勝を飾っている。直近の試合では、RBライプツィヒ相手に3-2の激戦を制し、その粘り強さを証明した。ドゥシャン・ヴラホヴィッチが2ゴールを挙げ、終盤にはフランシスコ・コンセイソンが決勝点をマークしている。
ティアゴ・モッタ率いるユベントスは、ヨーロッパのみならずセリエAでも強さを発揮しており、直近ではラツィオを1-0で下し、一時的ながらリーグ首位に立った。この勝利により、ユベントスは全公式戦16試合連続無敗を達成している。
ヴラホヴィッチは好調を維持しており、直近の3試合すべてでゴールかアシストを記録。今後もチャンピオンズリーグでの貢献が期待されている。さらに、若手のニコロ・サヴォーナとケナン・ユルディスもチームの中心選手として定着しており、ユルディスはヴラホヴィッチを支える役割を担うと見られている。
一方、シュトゥットガルトはチャンピオンズリーグでの苦戦が続いており、開幕から2試合で1ポイントしか獲得できていない。前節ではスパルタ・プラハと1-1で引き分け、内容面では優勢だったものの、勝ち点3には届かなかった。
ブンデスリーガではホームで強さを見せているシュトゥットガルトだが、アウェイでの成績は振るわず、今季は2勝にとどまっている。最近の試合ではバイエルン・ミュンヘンに0-4で敗れ、全公式戦で4試合未勝利となっている。
シュトゥットガルトでは、ジェイミー・レウェリングが目立ったパフォーマンスを見せているものの、まだ得点を記録していない。同選手は今季チャンピオンズリーグで最多のシュート数を誇るが、ゴールが遠い状態が続いている。
予想スタメンでは、ティアゴ・モッタは4-2-3-1の布陣で臨み、速攻を重視する見込みだ。正GKのミケーレ・ディ・グレゴリオが出場停止となり、マッティア・ペリンがゴールを守る。一方、シュトゥットガルトのセバスティアン・ヘーネス監督も同様のフォーメーションを採用し、高いプレスと素早いカウンターを狙っている。
この試合は両チームにとって初の公式対戦となり、シュトゥットガルトのイタリア勢との対戦成績は過去11試合で1勝しか挙げておらず、その勝利は1979年のトリノ戦まで遡る。
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ティアゴ・モッタは複数の負傷者を抱えており、ブレーメルやアルカディウシュ・ミリクは膝の手術後、依然として戦列を離れている。また、夏の補強組であるトゥーン・コープマイネルス(肋骨を負傷)とニコ・ゴンサレス(大腿部の負傷)も欠場する見込みだ。ディ・グレゴリオの出場停止は痛手だが、ウェストン・マッケニーが軽傷から復帰する可能性がある。さらに、コンセイソンも国内リーグでの出場停止が解除され、再びピッチに戻ってくる。
一方、シュトゥットガルトも複数の負傷者を抱えている。クリス・フューリッヒ(鼠径部)、ダン=アクセル・ザガドゥ(膝)、ジャスティン・ディール(肩)は欠場し、レオニダス・ステルギウ(背中)とニコラス・ナルテイ(膝)も選外となる。
予想スタメン
ユベントス:ペリン;サヴォーナ、カルル、ガッティ、カバル;ロカテッリ、ファジョーリ;カンビアソ、ユルディス、ムバングラ;ヴラホヴィッチ
シュトゥットガルト:ニューベル;シュテンツェル、ルオ、シャボ、ミッテルシュタット;カラゾル、スティラー;ミロ、ウンダヴ、レウェリング;デミロヴィッチ
試合予想
ユベントスの好調さとホームアドバンテージ、さらにシュトゥットガルトのアウェイでの苦戦を考慮すれば、ユベントスの快勝が予想される。予想スコアは2-0でホームチームの勝利。両チームが得点する可能性もある。