「カンビアーソは過度な万能型」「ユルディスは檻の中のライオン」ラツィオ戦後に届いた非難の声
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カリアリ戦でホームでの2ポイントを失ったユベントスは、特に試合の大半を10人で戦ったラツィオを相手に、失点を許すわけにはいかない時間が続いた。
ティアゴ・モッタにとって幸運だったのは、マリオ・ギラのオウンゴールがラツィオの勇敢な抵抗を終わらせ、ホームサポーターの前で貴重な勝利をもたらしたことだ。しかし、その内容には多くの課題が残った。
以下は、土曜夜の試合からの3つの重要なポイントである。
過度な万能性
モッタ監督の下で、多才さは確かに選手にとって重要な美徳だが、カンビアーソのプレーにはむしろそれが裏目に出たかもしれない。彼の前向きな姿勢と献身的なプレーがキャプテンの腕章を獲得する要因となったが、24歳の彼が右サイドであまり効果的ではないことは明らかだった。
フルバックやウイングの役割をこなすものの、右サイドではほとんど成果を得られず、偶然左サイドに回った時に見せた見事なクロスが、唯一のハイライトとなった。このクロスはフェデリコ・ガッティにより得点に繋がらなかったが、左サイドでのプレーの方が彼に合っていることを示していた。
ケナンを解放せよ
カンビアーソが左サイドでのプレーを望んでいた一方、ケナン・ユルディスは左サイドで檻の中のライオンのように感じていたに違いない。トルコ出身の若き天才は、自由を与えられることでこそ輝きを放つ。彼はトレクアルティスタとしての役割をこなすために生まれてきた選手だ。
テューン・コープマイネルスの怪我で、モッタがユルディスに中央での役割を任せる絶好の機会だったはずだが、代わりに失望させる結果となったドウグラス・ルイスをこの役割に起用した。
真のキャプテン
クラブでの望まない状況にも関わらず、ダニーロはプライドを飲み込み、次のチャンスを待ち続けている。それが短い出場時間であっても、ブラジル人DFはその一瞬一瞬を全力で生かそうと決意している。
ラツィオ戦でのプレーが証明するように、彼はピッチに立つたびに闘志とキャプテンシーを発揮し、チームを前に押し進めた。33歳のベテランは、守備から攻撃への切り替えをリードし、チームに必要なエネルギーを注入した。