【マッチレポート】ユベントス、10人のラツィオを前に苦戦も、終盤のオウンゴールで無敗キープ!
Foot Italia
ユベントスは、10人で戦うラツィオに予想以上の苦戦を強いられ、最終的にオウンゴールに助けられてアリアンツ・スタジアムで辛勝しました。
試合は24分、ラツィオのアレッシオ・ロマニョーリが、ユベントスのピエール・カルルに対して決定機阻止のタックルを行い、一発退場となったことで劇的な展開を迎えました。ドゥシャン・ヴラホヴィッチからの正確なパスでゴール前に抜け出したカルルを止めるためのファウルと判定され、VARによってこの決定が確認されました。これによりラツィオは60分以上を10人で戦うこととなりました。
数的優位を得たユベントスでしたが、ラツィオの堅い守備を崩すのに苦戦しました。ヴラホヴィッチは前半、フリーキックをクロスバーぎりぎりに外し、得点には至りませんでした。後半に入っても、ヴラホヴィッチは57分にシュートがクロスバーの下に当たり、再び得点を逃しました。
時間が経つにつれ、ユベントスの苛立ちは募り、ラツィオのGKイヴァン・プロヴェデルもほとんど危険にさらされることはありませんでしたが、81分にようやくヴラホヴィッチのカーブシュートをセーブする場面が訪れました。
そして試合終盤、ついにユベントスに得点が生まれましたが、それはラツィオにとって非常に残酷な形でした。フアン・カバルのクロスに対応しようとしたマリオ・ジラが、疲労が見える中でクリアミスを犯し、自陣のゴールにボールを送ってしまいました。
この勝利でユベントスは今シーズン無敗を維持していますが、守備的なチームに対する攻撃力に疑問が残るパフォーマンスとなりました。ラツィオにとっては、長時間10人での戦いを強いられた末の悔しい敗北となりました。
得点者
85分 オウンゴール ジラ (ユベントス)
ユベントス(4-2-3-1)
ディ・グレゴリオ;サヴォーナ(54分 ウェア)、カリュル、ガッティ(72分 ダニーロ)、カバル; ロカテッリ(54分 ファジョーリ)、テュラム(72分 アツィッチ);カンビアーゾ、ドウグラス・ルイス、ユルディス; ヴラホヴィッチ
ラツィオ(4-2-3-1)
プロヴェデル、マルシッチ、ジラ、ロマニョーリ、ヌーノ・タヴァレス(78分 ペッレグリーニ); グエンドゥジ(67分 ベシーノ)、ロヴェッラ; ザッカーニ(67分 ペドロ)、ディア(27分 パトリック)、イサクセン(67分 カストロヴィッリ); カステジャノス