ナポリ戦 レビュー「モッタの非情采配も実らずユベントスは3試合連続スコアレスドロー」
Foot Italia
ユベントスのセリエAでの苦戦が続いています。アリアンツ・スタジアムで行われたナポリとの対戦でも0-0の引き分けに終わり、これで3試合連続のスコアレスドロー。チャンピオンズリーグではPSVアイントホーフェンに3-1で快勝したものの、リーグ戦では再びゴールを決めることができませんでした。
この試合では明確なチャンスがほとんどなく、ナポリが唯一の見せ場を作りました。前半終盤にマッテオ・ポリターノのフリーキックがユベントスのGKミケーレ・ディ・グレゴリオに指先でセーブされ、また、スコット・マクトミネイも試合序盤に強烈なシュートでゴールを脅かしました。
ユベントスのティアゴ・モッタ監督は、前半のドゥシャン・ヴラホヴィッチの不調を受けて、ハーフタイムに驚きの戦術変更を行いました。ヴラホヴィッチを下げ、ティモシー・ウェアをセンターフォワードに起用しましたが、この采配も実を結ぶことはありませんでした。
一方、アントニオ・コンテ監督率いるナポリは、守備面での堅実さと戦術的な規律を示しました。過去3試合で勝利を収めていたナポリは、4-3-3の布陣でマクトミネイを初先発させ、引き分けに持ち込みました。
試合中、ナポリのマティアス・オリベラとGKエリア・カプリーレの間で発生したバックパス疑惑が物議を醸しましたが、審判はこれを不問に付しました。なお、カプリーレは負傷したアレックス・メレトに代わって途中出場しています。
試合が進むにつれて、両監督とも得点を狙って戦術を調整したものの、決定的なゴールは生まれず。この結果、ユベントスはセリエAでの一貫性を欠く現状にフラストレーションを抱えており、ナポリは敵地で勝ち取った貴重な勝ち点1に満足する内容となりました。
ユベントス（4-2-3-1）
ディ・グレゴリオ；サヴォーナ、カルル、ブレーメル、カンビアーゾ；ロカテッリ、マッケニー（79′ テュラム）；ゴンサレス、コープマイネルス、ユルディス；ヴラホヴィッチ（46′ ウェア）
ナポリ（4-3-3）
メレト（35′ カプリーレ）；ディ・ロレンツォ、ラフマニ、ブオンジョルノ、オリベラ；マクトミネイ、ロボトカ（87′ ギルモア）、アンギサ；ポリターノ（72′ フォロルンショ）、ルカク（72′ シメオネ）、クヴァラツヘリア（72′ ネレス）