今シーズン出場機会が限れるダニーロ、その理由は「契約内容」にあり ー 50%以上の試合に出場した場合…
Foot Italia
ユベントスのキャプテンであるダニーロは、セリエAの4試合が終わった時点で、チームの中心から外れつつあります。現在はフェデリコ・ガッティがキャプテンマークを巻いており、この変化は新監督ティアゴ・モッタが7月の初記者会見で「キャプテンシーに変化があるかもしれない」と示唆していたものです。
ユベントスは、世代交代を伴う新たなサイクルに突入しており、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の下で昨シーズン最高のパフォーマンスを見せたダニーロのような選手でさえ、33歳という年齢もあり、もはやファーストチョイスと見なされなくなっています。モッタ監督は「新生ユベントスでは、全員が役に立ち、誰もが不可欠ではない」と強調しています。
『カルチョメルカート』は、ダニーロがリーグ戦でわずか5分しか出場していないにもかかわらず、彼が不満を示すことなく、モッタ監督のビジョンを全面的に支持していると報じています。出場時間やキャプテンの肩書きに関わらず、彼は真のチームプレーヤーとしての姿勢を貫いています。
ダニーロは、セリエA、コッパ・イタリア、スーペルコッパ・イタリアーナ、クラブワールドカップを含むユベントスの多忙なシーズンの中で、チャンスが訪れることを確信しています。サイドバック、センターバック、3バックのいずれにも対応できる彼の多才さは、モッタ監督にとって重要な武器となるでしょう。
また、ダニーロの契約状況も注目されています。現在の契約は2025年6月30日に満了となりますが、50％以上の試合に出場し、さらに1試合追加出場すると、契約は自動更新されて2026年まで延長される条項が含まれています。この状況は、昨シーズンのアレックス・サンドロの自動延長と似ています。
一部では、ユベントスがアレックス・サンドロのケースと同様に、別の自動更新が発生することを警戒しているのではないかと推測されています。しかし、モッタ監督は契約条項に基づいて決定を下すことはできません。厳しい試合が続く中で、ダニーロが必要であれば、出場数に関わらず起用することに躊躇しないでしょう。
最近の記者会見で、モッタ監督は「ダニーロは問題ない。重要なのは、この決意で引き続きトレーニングを行うことだ。ダニーロは他の選手と同様に価値がある」と述べ、ダニーロの重要性を改めて強調しました。シーズンが進むにつれて、ダニーロの役割やユベントスでの将来がより明確になるでしょう。