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【プレビュー】ティアゴ・モッタ体制の新生ユベントス、PSVを迎え撃つ欧州再挑戦 ※スタメン予想あり



 

Foot Italia

UEFAチャンピオンズリーグがついに開幕し、イタリアの強豪ユベントスがオランダ王者PSVアイントホーフェンを迎え撃つ、グループAの注目の一戦がトリノのアリアンツ・スタジアムで行われます。この試合は、ユベントスが1年ぶりに欧州の頂点を目指す大会に復帰する一方で、PSVは国内での好調をそのまま欧州の舞台でも示したいところです。

ユベントスは、チャンピオンズリーグを1985年と1996年に制したことがあり、今大会には24回目の出場となり、これはイタリアのクラブとしては最多記録です。また、ユベントスはチャンピオンズリーグ決勝に7回進出しており、これは他のどのクラブよりも多い記録です。しかし、最後に優勝したのは1996年であり、UEFAからの制裁で昨シーズン欧州大会から除外されていただけに、今シーズンは再び欧州の頂点に立ちたいところです。

 

 

新監督ティアゴ・モッタのもと、ユベントスはセリエAで3-0の勝利を2試合連続で収める好スタートを切りました。しかし、その後ローマとエンポリに0-0で引き分け、やや失速しました。それでも開幕から4試合連続で無失点を記録しており、その堅固な守備力を誇っています。

一方、PSVアイントホーフェンは1988年に欧州チャンピオンとなったクラブで、昨シーズンのエールディヴィジでは91ポイントを獲得し、わずか1敗で優勝するなど、圧倒的な強さを見せました。今シーズンもその勢いは止まらず、リーグ戦5試合で全勝し、得失点差+17を記録しています。

昨シーズンのチャンピオンズリーグでは、PSVはベスト16まで進出しましたが、最終的に準優勝したボルシア・ドルトムントに敗れました。しかし、PSVのアウェーゲームでの成績は不安要素であり、過去17回のチャンピオンズリーグのアウェー戦で勝利したのは1回だけです。

ティアゴ・モッタ監督は、前任のマッシミリアーノ・アッレグリとは異なり、保守的な戦術から脱却し、ポゼッションを重視したハイプレスと素早い攻撃への切り替えを志向しています。4-2-3-1のフォーメーションを採用し、攻撃の流動性を維持しながらも、守備の安定感を保っています。

ユベントスの成功の鍵を握るのは、ストライカーのドゥシャン・ヴラホヴィッチのパフォーマンスです。シーズン序盤はややスロースタートとなりましたが、彼の攻撃力は依然として脅威であり、PSVの守備を打ち破るための重要な役割を果たすでしょう。また、中盤では新加入のトゥーン・コープマイネルスがリズムをコントロールし、試合を支配することが期待されています。

PSVは、ピーター・ボス監督のもとで魅力的で攻撃的なサッカーを展開しており、4-2-3-1のフォーメーションを採用しています。エールディヴィジでの得点力を考えると、トリノでも攻撃を仕掛けてくるでしょう。特に、ルーク・デ・ヨングの復帰はPSVにとって大きな強みです。デ・ヨングのポストプレーと味方を活かす能力は、アウェーでの試合展開を左右するかもしれません。

ユベントスのフェデリコ・ガッティとブレーメルのセンターバックコンビが、PSVのルーク・デ・ヨングとの対決でどのようなプレーを見せるかが、試合の鍵を握ります。また、ユベントスのマヌエル・ロカテッリとPSVのジョーイ・フェールマンとの中盤での対決も、試合のテンポを決定する重要な要素となるでしょう。