【エンポリ戦試合後インタビュー】モッタ「勝ち点1は我々が望んだ結果ではない。ヴラボビッチの苛立ちは…」
【Foot Italia】
ユベントスはカルロ・カステッラーニスタジアムで行われたセリエAの対エンポリ戦で0-0の引き分けに終わり、フラストレーションの残る夜を過ごしました。この結果に、ティアゴ・モッタ監督はチームのパフォーマンスについて複雑な思いを抱いたようです。
モッタ監督はチームの守備の堅実さを評価しつつ、攻撃面での改善が必要だと強調しました。「失点しなかったのはチーム全体の力です。後半はサイドの選手を使ってエンポリを押し返すことができました」と説明しています。
しかし、無失点に終わったものの、ユベントスの指揮官は結果に完全には満足していません。「勝ち点1を持ち帰ることになりますが、これは明らかに私たちが望んでいたものではなく、この結果は目標としたものではありません。しかし、パフォーマンス自体は良く、この方向性で続けるべきだと思います」とモッタ監督は述べました。
また、モッタ監督は個々の選手についてもコメントし、特に若手のユルディスやストライカーのドゥシャン・ヴラホヴィッチのパフォーマンスに触れました。
「ユルディスはフィジカルが強く、ドリブル能力もあります。試合の流れが私たちに有利に進む時もあれば、そうでない時もあります。5バックを崩すというアイデアはありましたが、特定の局面ではもっと良いプレーができたはずです」とモッタ監督は説明しました。
ヴラホヴィッチについては、彼の強みをより引き出す必要があると強調しています。「ヴラホヴィッチにもっと深い位置でボールを供給し、クロスを上げるべきです。彼はペナルティエリア内への入り方が上手く、ヘディングも強いです。彼がもっと得点できるよう、この2つの点に注力すべきです」と語っています。
さらに、ヴラホヴィッチが時折ピッチ上で見せる苛立ちについても触れました。「ドゥシャンが時々神経質になるのは、ゴールを渇望するストライカーとしては普通のことです。しかし、彼は攻撃でも守備でも他の面でしっかりと仕事をこなしています。彼はグループのリーダーであり、その点でも成長しています」とモッタ監督は付け加えました。
チャンピオンズリーグが控える中、モッタ監督はチームがこの名誉ある大会に参加できることを誇りに思っていると述べました。「私にとってもチーム全員にとっても、この重要な大会に出場できることは名誉なことです」と語っています。
次の対戦相手となるPSVアイントホーフェンについて、モッタ監督は次のように語りました。「改善できる点を活かし、これまでの取り組みに継続性を持たせる必要があります。PSVは質の高いチームであり、接戦になるでしょうが、試合を支配してチャンスを作り出すつもりです」。