コープマイネルスは過大評価?元ミランMFボバンが60億円の価値に反論
【Foot Italia】
元ミラン選手のズボニミール・ボバン氏は、ユベントスの新加入MFテュン・コープマイネルスが6000万ユーロの価値に見合わないと考えており、一方でインテルのMFピオトル・ジエリンスキはダビデ・フラッテージよりもシモーネ・インザーギ監督のプレースタイルに適していると述べています。
ボバン氏は「ガゼッタ・デッロ・スポルト」のインタビューで、現在のイタリアとヨーロッパのサッカーの現状について語りました。
チャンピオンズリーグについてボバン氏は、レアル・マドリードとマンチェスター・シティを優勝候補に挙げています。彼はカルロ・アンチェロッティ監督のスター選手を管理する能力を称賛し、「世界で最もスターを上手く管理できるのはアンチェロッティだ」と述べました。また、ペップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティの支配力を認めつつ、「世界最高のサッカーはスペインにある」とも指摘しています。
トップ監督についての好みを問われたボバン氏は、「チームを構築するならペップ監督は唯一無二。管理して物事を複雑にしないならカルロ監督が上」と語りました。さらにキリアン・エムバペとアーリング・ハーランドの比較では、「エムバペは中央ではなく、サイドで自由に動ける方がいい」と付け加えました。
セリエAに目を向けると、ボバン氏はインテルをスクデットの有力候補と見ており、「最も強く、最も完成されたチーム」と評しています。また、ダビデ・フラッテージの役割については疑念を示し、「フラッテージは真のミッドフィルダーではなく、インザーギ監督のゲームに完璧にフィットするジエリンスキよりも出場機会が少なくなるだろう」と述べました。またボバン氏はラウタロ・マルティネスを称賛しつつも、「彼はまだ国際的な最高レベルでその実力を証明する必要がある」と警鐘を鳴らしています。
ユベントスについてボバン氏は、ボローニャでのティアゴ・モッタ監督の仕事を「傑作」と称賛し、現在のユベントスには可能性を見出しているとしています。「素晴らしいユーベが偉大な監督とともに生まれつつある」としながらも、トゥーン・コープマイネルスの獲得には懐疑的な姿勢を示しました。「コープマイネルスは6000万ユーロの価値はない。素晴らしい選手ですが、ユベントスのようなチームの次元を変えるようなスーパースターではない」と断言しています。